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2018年5月30日 (水)

名古屋市 栄の百貨店「丸栄」が2018年6月末に閉店 事業費最大2,000億円で再開発!

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-丸栄-

 名古屋・栄の百貨店「丸栄」が、2018年6月30日(土)で閉店します。親会社の「興和」は、周辺で所有する「栄町ビル、ニューサカエビル」の2棟とともに一体開発する考えです。事業費は最大2,000億円程度とされています。 

 朝日新聞(2018/05/29)
 独立路線、ギャル狙い…時代に翻弄 名古屋・丸栄閉店へ

 「丸栄」は外商の営業を続け、会社も存続します。ただし、1953年に建てられた「本館」は耐震性に問題があるため、2018年9月から解体工事を行います。

● 名古屋の百貨店「4M」の1つ
 「ジェイアール名古屋タカシマヤ」が開業するまで、名古屋の百貨店は「4M(松坂屋、三越、名鉄、丸栄」と言われていました。ちなみに「名古屋三越」は、1980年まで「オリエンタル中村」と言う名称でした。

 「丸栄」は、前身の呉服店を含めて約400年の伝統を誇った老舗です。バブル末期の1992年2月期には売上高が過去最高の825億円を記録しました。
 バブル崩壊後は売上高が25期連続の右肩下がりが続き、2017年2月期は168億円と最盛期の約5分の1まで減りました。2017年には名古屋に本社を置く「興和」の完全子会社となりました。


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「丸栄」を北東側から見た様子です。写真右側に角が少しだけ写っているビルが「ニューサカエビル」です。「広小路通」を挟んで南北に一体開発する予定です。


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道路を挟んだ東側は「スカイル」です。


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かつての丸栄スカイル

 かつては東側の「スカイル」も「丸栄」の売場でした。栄ビル内に別館「丸栄スカイル」や丸栄の専門店街や飲食街を営業していました。

 「丸栄スカイル」など周辺店舗を含めると最盛期には5万㎡近い売場面積を誇っていました。しかし、経営不振により、徐々に撤退して「本館」に経営を集約しました。


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更に道路を挟んだ東側は、4Mの1つ「名古屋三越」です。1980年までは「オリエンタル中村」と言う名称でした。



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