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2018年5月 1日 (火)

大阪の企業の星 売上高営業利益率がなんと55.6% 驚異の超高収益企業「キーエンス」

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-キーエンス-

 私は、「無人島で1年過ごすとしたら何を持っていく?」と質問されたら「世界地図、会社四季報」と答えます。「世界地図、会社四季報」は見ていると妄想がどんどん広がって時間つぶしにはもってこいです。

 それくらい企業の決算を見るのが好きです。そうゆうこともあり企業の「決算短信」を見るのが大好きです。注目している企業は決算発表日にスマホですぐに見ます。

 「キーエンス」は4月26日に2018年3月期の連結決算を発表しました。売上高は実質ベースで28%増の5,268億円(526,847百万円)でした。
 営業利益は34%増の2,928億円(292,890百万円)で、売上高営業利益率は前期比より2.6ポイント上昇して55.6%になりました。この数値は驚異的という他はありません。

 キーエンス 決算短信(PDF:2018/04/26)
 平成30年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

 「キーエンス」は、1974年5月27日に兵庫県尼崎市で「リード電機」として設立されました。1986年に社名を「Key of Science」に由来する「キーエンス(KEYENCE)」に変更しました。本社・研究所は新大阪駅の近くにあります。

 私は、2000年頃まで高槻市に住んでいました。「キーエンス」の本社は1984年~1994年までの約10年間は高槻市にありました。そのため「キーエンス」の社用車をよく見かけましが、まさかこんな凄い会社になるとは夢にも思いませんでした。

● 工場を持たない「ファブレス経営」
 「キーエンス」は、社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。

 「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。

 ホームページには、 ”新商品の約7割は「世界初」もしくは「業界初」。お客様の欲しいというモノだけをつくっていたら、「世界初・世界最高」を生み出すことはできません。” と書かれています。

● 時価総額は日本6位の8兆円超!
 時価総額は、2018年4月27日の終値時点で、日本の全上場企業の中で6位の8,143,809百万円です。なんと8兆円を超えています。5位が「ソフトバンクグループ」、7位が「KDDI」、8位が「ソニー」なのでいかに凄いか分かると思います。


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新大阪駅の近くにある「キーエンス本社・研究所」です。地上21階、地下1階、高さ約111mです。企業規模が大きくなり売上高5,000億円を超えたので、近くに「第2本社」を建設するのでは? と密かに妄想しています(笑)。


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下層階です。


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下層階の構造がユニークです。


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「キーエンス」のロゴです。



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