北大阪健康医療都市(愛称:健都) 国立循環器病研究センター、VIERRA岸辺健都、吹田市新市民病院 2018年6月13日の建設状況
-北大阪健康医療都市 愛称:健都(けんと)-
旧国鉄吹田操車場跡地は、新たな都市拠点へ土地利用の転換を図るため、都市計画道路や公園・緑地、ライフラインの整備を土地区画整理事業により進めています。
「国立循環器病研究センター」や「市立吹田市民病院」の移転建て替えを控え、「国立循環器病研究センター」を中心とする医療クラスターの形成に向け、基盤整備などに取り組んでいます。
こうした経緯等を踏まえ、この地区の名称を日本語表記「北大阪健康医療都市」、英語表記「Northern Osaka Health and Biomedical Innovation Town(NohBIT)」、愛称「健都(けんと)」に決定しています。
● 国立循環器病研究センター移転建替整備事業
「国立循環器病研究センター」は、名称のとおり循環器を専門とする日本最先端の医療機関です。医療技術は非常に高く、日本国内のみならず、海外からも患者が訪れます。
「国立循環器病研究センター」は、建物の老朽化のほか、施設増設で敷地が手狭になったため移転します。2016年8月9日に、「安全祈願祭」が行われました。その後、8月20日に本体工事に着工しました。新病院は2019年7月1日に開院する予定です。
国立循環器病研究センター移転建替整備事業の概要
◆ 所在地-北部大阪都市計画事業吹田操車場跡地土地区画整理事業区域5街区1画地
◆ 交通-JR「岸辺」駅自由通路(約100m)で直結
◆ 階数-地上10階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-54.150m
◆ 敷地面積-30,585.17㎡
◆ 建築面積-19,019.21㎡
◆ 延床面積-128,891.34㎡
◆
構造-鉄骨コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-免震構造
◆
用途-病院、研究所、駐車場
◆ 病床数-550床
◆ 建築主-独立行政法人国立循環器病研究センター
◆ 設計者-(基本設計)佐藤総合計画、(実施設計)竹中工務店、日本設計
◆ 監理者-佐藤総合計画
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2016年08月09日(安全祈願祭)、2016年08月20日(着工)
◆ 竣工-2019年03月31日予定
◆ 供用開始-2019年07月01日予定
◆ 落札価格-571億3200万円(税込み)
「国立循環器病研究センター移転建替整備事業」の建設現場です。タワークレーンが6基林立しています。新病院は2019年7月1日に開院する予定です。
南西側に飛び出た部分です。
VIERRA岸辺健都
都市再生機構西日本支社は、「北部大阪都市計画事業吹田操車場跡地土地区画整理事業区域内4街区7-13画地」の敷地面積8,235.71㎡を売却する入札を実施し、24億7071万3000円でJR西日本が落札しました。
JR西日本は、地上9階、地下0階の「(仮称)JR岸辺駅ビル開発」を2017年3月27日に着工しました。建物は、JR岸辺駅の南北自由通路とペデストリアンデッキで直結します。
施設名称は「VIERRA岸辺健都」です。施設の核テナントとしてスーパーマーケットに「平和堂」、フィットネスクラブに「グンゼスポーツ」の出店が決定しています。
引用資料 JR西日本(2018/04/13)
「(仮称)JR岸辺駅ビル」の施設名称を「VIERRA岸辺健都」に決定 ~平和堂・グンゼスポーツが出店~
ホテル部分には、「カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント」が出店します。2018年秋に、露天風呂を備え、最先端の医療都市「健都」に総客室数111室のONEランク上のジャパンクールデザインホテル「(仮称)カンデオホテルズ大阪吹田(健都)」が誕生します。
VIERRA岸辺健都の概要
◆ 計画名-吹田操車場跡地開発
◆ 所在地-大阪府吹田市岸部新町17他
◆ 交通-JR「岸辺」駅自由通路(約100m)で直結
◆ 階数-地上9階、地下0階
◆ 高さ-約45m
◆ 敷地面積-8,235.71㎡
◆ 延床面積-約27,019㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-物販店、飲食店、クリニック、宿泊施設、フィットネスクラブほか
◆ 客室数-111室(ホテル6階~9階)
◆ 建築主-JR西日本(施設運営者 JR西日本不動産開発)
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2017年03月27日
◆ 竣工-2018年09月30日予定(労災保険関係成立票より)
◆ オープン-2018年秋予定
「VIERRA岸辺健都」の建設現場です。 オープンは2018年秋の予定です。
(仮称)吹田市新市民病院移転建替工事
「吹田市民病院」は、施設の老朽化などから、現病院がある片山町二丁目から旧国鉄吹田操車場跡地に移転する工事を行っています。
新病院は、JR岸辺駅とつながり、バリアフリーの観点からも患者に優しい病院となります。「国立循環器病研究センター」と近接することで密に連携をとることができ、さらなる地域医療の向上が期待できます。
2016年9月28日に「(仮称)吹田市新市民病院移転建替工事」の起工式が行われ、8月29日に着工されました。病院移転日は2018年12月1日(土)予定、外来診療開始日は2018年12月4日(火)予定となっています。
(仮称)吹田市新市民病院移転建替工事の概要
◆
所在地-大阪府吹田市岸部新町 北部大阪都市計画事業吹田操車場跡地土地区画整理事業区域(4街区)の一部
◆ 階数-地上8階、塔屋1階
◆ 高さ-約41m
◆ 敷地面積-17,813.69㎡(施設全体)
◆ 建築面積-9,697.61㎡(施設全体)
◆ 延床面積-46,239.92㎡(施設全体)
◆
構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆
用途-病院
◆ 病床数-病床数431床 内訳は一般病床386床(うちICU4床、救急専用病床8床)、回復期リハビリテーション病床45床
◆ 診療科-22診療科(内科、循環器科、神経内科、消化器内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、腎泌尿器科、放射線診断科、リハビリテーション科、麻酔科、精神科、心療内科、病理診断科、歯科(障がい者)、救急診療科、放射線治療科)
◆
建築主-地方独立行政法人市立吹田市民病院
◆ 設計者-大成建設
◆ 監理者-日建設計
◆ 施工者-大成・堀田特定建設工事共同企業体(大成建設、堀田工務店JV)
◆ 着工-2016年08月28日(起工式)、2016年08月29日(着工)
◆ 竣工-2018年08月31日予定(労災保険関係成立票より)
◆
開院-2018年12月01日予定(病院移転日)、2018年12月04日予定(外来診療開始日)
◆ 落札金額-125億円(税抜き)
「(仮称)吹田市新市民病院移転建替工事」の建設現場です。病院移転日は2018年12月1日(土)の予定です。
| 固定リンク
« 「阪神百貨店」のⅠ期部分がオープン Part7・「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」の道路上空部分編 | トップページ | 「阪神百貨店」のⅠ期部分がオープン Part8・新阪急ビル跡側の1階部分、「Shake Shack(シェイク シャック)」のオープンカフェが素敵編 »
「49 大阪府・その他」カテゴリの記事
- 箕面市 川合・山之口地区 「コストコ」が出店するかも? 「大阪モノレール彩都線」の新駅設置構想も!(2023.10.16)
- 万博記念公園に最大収容人数18,000人の大規模アリーナを建設 万博記念公園駅前周辺地区活性化事業 新しい「外観イメージパース」を公開!(2023.09.23)
- 万博記念公園に最大収容人数18,000人の大規模アリーナを建設 万博記念公園駅前周辺地区活性化事業 基本協定書を2023年7月26日に締結!(2023.08.11)
- 門真市 地上41階、高さ約137mの「門真市幸福町・垣内町地区まちづくり用地活用事業」 「大林組」の施工により2023年10月末に着工!(2023.08.08)
- JR千里丘駅前 地上36階、高さ約127mの「千里丘駅西地区第一種市街地再開発事業」 特定建築者の業務に関する基本協定締結!(2023.07.02)