神戸市の悲願 「大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)」が2018年内に着工 主塔の高さ最大約180mの華麗な3基の斜張橋が美しい!
-大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)-
計画中の大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部約21Kmのうち、「六甲アイランド北ランプ~駒栄ランプ」の約14.5kmについて、「国土交通省」は2018年内に着工する方針を明らかにしました。総事業費は5,000億円、完成までに10年程度かかるとされています。
神戸新聞(2018/07/03)
阪高湾岸線の西伸、年内着工へ 六アイ北-駒栄
引用資料 阪神高速道路株式会社
大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)
YouTube(2分36秒)
大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)プロモーションビデオ
上記のYouTubeの「プロモーションビデオ」を見るとワクワクするような内容です。神戸市はこの「千載一遇」のチャンスを生かしてほしいです。
時代と逆行するつまらないビルの高さ制限に邁進するのではなく、3基の「斜張橋」をいかに美しく見せるかに注力して欲しいです。そのためには新たなビューポイントも必要です。
● 大阪湾岸道路
「大阪湾岸道路」は、神戸淡路鳴門自動車道垂水ジャンクションと関西国際空港近くのりんくうジャンクションを結ぶ総延長約80kmです。
1994年に「六甲アイランド北ランプ」までが開通しましたが、六甲アイランド北ランプから名谷ジャンクションまでの西伸部約21kmが未整備となっています。
延長約14.5kmの「大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)」のルートです。
「断面図」です。
六甲アイランド~ポートアイランド間
「六甲アイランド」~「ポートアイランド」間です。東側の「灘浜航路」、西側の「新港航路」の高さを確保するために桁下の高さを確保した2連の「斜張橋」が建設されます。
● 新港航路側の桁下はTP+66.8m
特に新港航路側の桁下の高さは「TP(Tokyo Peil:東京湾平均海面)+66.8mとなっています。現時点での世界最大のクルーズ船も橋の下を航行出来ます。主塔の高さは約180mです。
ポートアイランド~和田岬間
「ポートアイランド」~「和田岬」間です。こちらは「斜張橋」が1基になります。「神戸西航路」は、桁下の高さは「TP(Tokyo Peil:東京湾平均海面)+60.5mとなっています。
ポートアイランド側の橋の高さが低いのは、神戸空港の「制限表面」と神戸へリポートの「進入表面」により高い構造物を建てる事が出来ないためです。
神戸空港の制限表面区域
「神戸空港の制限表面区域」です。神戸空港の「制限表面」により「大阪湾岸道路西伸部」のポートアイランド側は高い構造物を建てる事が出来ません。神戸へリポートの「進入表面」にもなっています。
引用資料 神戸市・公式ホームページ
神戸空港周辺における建物等設置の制限について
制限表面を越える高さの建物等(建物、避雷針、テレビアンテナ等の物件や工事用のクレーン、足場等の仮設の物件、錨泊船、さらに植物の植栽等も含まれます。)を設置することは、原則として「航空法」で禁止されています。
標準横断図
「標準横断図」です。片側3車線+非常駐車帯となります。
斜張橋は美しい!
空撮写真は「東神戸大橋」ですが、斜張橋はその美しい形状で「白鳥が羽を広げたような美しい形」と例えられます。「斜張橋」は、ケーブルの張り方で「放射型、ファン型、ハープ型」に分かれます。
写真の「東神戸大橋」はハープ型」になります。「大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)」の3基は、断面図を見る限り「ファン型」のようです。
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