頂部を「全天候カバー」ですっぽり覆い、その中で各ロボットが稼働 地上24階の「(仮称)karaksa hotel Shin-Osaka Premier」 2018年7月20日の建設状況
-(仮称)karaksa hotel Shin-Osaka Premier-
佐川急便を中核とする「SGホールディングスグループ」は、デリバリー事業(各種輸送サービス)・ロジスティクス事業(各種物流サービス)等の事業を行うために、多くの不動産施設を保有または賃借しています。
それら不動産施設の大多数を保有し、管理・運営全般を集約すると共に、有効活用や新規開発を行う総合不動産会社として誕生したのが、「SGリアルティ」です。
「SGリアルティ」が、新大阪駅近くに、地上24階のホテル「(仮称)SGリアルティ新大阪ホテル計画」を「清水建設」の設計・監理・施工で建設中です。ザイマックス」は、グループ会社を通じて運営に参画します。
ホテル名は「(仮称)karaksa hotel Shin-Osaka Premier」です。客室数398室で、低層階(5階~14階)が、21㎡を中心とした客室、高層階(15階~24階)が25㎡、36㎡~43㎡を中心とした客室となります。
● 一部をロボット施工!
「清水建設」は、施工中の高層ホテルの工事現場において、2018年秋から「清水建設」が開発した建設ロボットが稼働し、作業員とコラボしながら資材搬送、鉄骨柱溶接、天井ボード貼りなどの作業の一部を担います。
引用資料 清水建設(2018/06/12)
新大阪で施工中の高層ホテルの一部をロボット施工へ ~建設ロボットが資材搬送、鉄骨柱溶接、天井ボード貼り~
(仮称)karaksa hotel Shin-Osaka Premierの概要
◆ 計画名-(仮称)SGリアルティ新大阪ホテル計画
◆ 所在地-大阪府大阪市淀川区宮原三丁目3番9、3番10、3番11、3番12
◆ 階数-地上24階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-約95m
◆ 敷地面積-2,080.24㎡
◆ 建築面積-約1,110㎡
◆ 延床面積-約18,450㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-398室(5階~14階:21㎡を中心とした客室、15階~24階:25㎡、36㎡~43㎡を中心とした客室)
◆ 建築主-SGリアルティ(ザイマックスグループが運営)
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2017年06月20日
◆ 竣工-2019年08月末予定
全天候カバー
現場では、施工中の建物の頂部を「全天候カバー」ですっぽり覆い、その中で各ロボットが稼働するとともに、新型クレーン「Exter」が鉄骨柱をはじめとする資材をカバー内に吊り込みます。
幅30m×奥行き40m×高さ40mの「全天候カバー」の架設が行われます。全天候カバーの全容が現れるのは8階部分の鉄骨建方が終了する2018年9月初旬頃になります。
世界初の水平スライドクレーン「Exter」
「清水建設」は、新たに構築した次世代型生産システム「Shimz Smart Site」の一翼を担う新型建機として、水平方向に伸縮するブームにより作業半径を自由に調整できる世界初の水平スライドクレーン「Exter」を開発しました。
清水建設 公式ホームページ(2017/08/24)
Shimz Smart Site(シミズ・スマート・サイト)対応の新型タワークレーンが完成
「(仮称)karaksa hotel Shin-Osaka Premier」の建設現場を北西側から見た様子です。
北側から見た様子です。
「全天候カバー」となる自力昇降式の足場です。全天候カバーの全容が現れるのは2018年9月初旬頃になります。足場が無い部分が、水平スライドクレーン「Exter」で部材を吊り上げる北側の「開口部」になると思われます。
「全天候カバー」となる自力昇降式の足場を北西側から見た様子です。
世界初の水平スライドクレーン「Exter」です。
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