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2018年7月30日 (月)

JR高槻駅 2番・5番のりばに設置中の「可動式ホーム柵(ホームドア)」 2018/07/25 「可動式ホーム柵」の構造がよく分かる珍しい設置工事!

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-東海道本線(JR京都線)高槻駅-

 JR西日本は、東海道本線(JR京都線)で高槻駅の改良計画を行いました。上り線・下り線とも一番外側の「待避線」を廃止し、この空間に「新快速電車」が停車するプラットホームを整備しました。

 「新快速電車」が停車するプラットホームには、JR西日本が開発を進めてきた「昇降式ホーム柵」が設置されました。
 ホームドアの代わりにワイヤーロープを設置し、列車のドアが開く際にワイヤーロープを上昇させる方式のホーム柵です。これまでのホームドアとは異なり、車両のドアの位置や数が変わっても対応出来ます。2016年3月26日にダイヤ改正に合わせて供用開始されました。

● 新たに「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置!
 JR西日本は、駅のホームにおける安全性向上のために、その核となるハード対策として「ホーム柵」の設置を進めてています。

 高槻駅の「2番のりば」と「5番のりば」に新たに、新たに「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置することになりました。当初計画では2018年春頃の使用開始予定でしたが、2018年秋頃に延期されています。ホームの補強工事に時間を要しているためです。

 引用資料 JR西日本(2017/12/26)
 高槻駅 2・5番のりばの「可動式ホーム柵」の使用開始時期を延期します。

可動式ホーム柵(ホームドア)の概要
◆ 設置箇所-JR京都線・高槻駅の2、5番のりば(2番のりば:京都方面への快速・普通列車が発着、5番のりば:大阪方面への快速列車が発着)
◆ 高さ-約1.3m
◆ 開口幅-約3.3m
◆ 柵延長-約240m(1のりばあたり)
◆ 着工-2017年05月09日
◆ 使用開始時期-2018年秋頃予定


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「可動式ホーム柵(一重引戸式)」の設置イメージです。「昇降式ホーム柵」ではなく、本格的な「ホームドア」です。


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5番のりば

 先に「可動式ホーム柵(一重引戸式)」が設置が開始された「5番のりば」です。「5番のりば」は、大阪方面への快速列車が発着します。


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2番のりば
 
「5番のりば」に続き、「可動式ホーム柵(一重引戸式)」が設置が開始された「2番のりば」です。「2番のりば」は、京都方面への快速・普通列車が発着します。


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「2番のりば」は、ホームの補強工事が終わっています。


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「戸袋」がドアを収納された状態で設置されています。ドアが見える状態で設置されているのを見るのは高槻駅が初めてでした。緑の4ヶ所の出っ張りのようなものがあるので、最終的にはドアは鉄板で囲われて保護されると思われます。


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ドアが重ねて収納されています。通常は見る事が出来ませんが、戸袋の内部はこのような構造になっているんですね。後から鉄板で保護されるであろうガイド部分が見えます。


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裏側から見た様子です。裏側も最終的には鉄板で保護されるようです。


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「片肺飛行」の状態です(笑)。ドアが戸袋に収まっていない状態で設置されるのは非常に珍しいです。


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一般的なドアが収まったタイプの「戸袋」もあります。2種類の「戸袋」を使い分ける理由は何でしょうか?


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3番・4番のりばに「可動式ホーム柵(二重引戸式)」を設置

 「3番・4番のりば」にも「可動式ホーム柵」が設置されます。こちらは「JR総持寺駅」で採用された「可動式ホーム柵(二重引戸式)」となる予定です。2020年春の設置を目標としています。

 高槻市 市街地整備促進特別委員会(PFD:2018/02/06)
 
JR高槻駅ホーム拡充及び駅周辺整備について

 JR高槻駅は、1・6番線が「ワイヤーロープを上昇させる昇降式ホーム柵」、2・5番線が「可動式ホーム柵(一重引戸式)」、3・4番線が「可動式ホーム柵(二重引戸式)」と3種類のホーム柵が勢揃いする事になります。


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可動式ホーム柵(二重引戸式)
 「JR総持寺駅」に設置されている「可動式ホーム柵」です。JR西日本で初となる「二重引戸式」を採用しており、開口部が3.3mと広く確保されています。


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デジタルサイネージ付きホームドア

 「JR高槻駅」とは関係ありませんが、「可動式ホーム柵(ホームドア)」はどんどん進化しています。横浜高速鉄道のみなとみらい線「みなとみらい駅」に、「デジタルサイネージ」を組み込んだホームドアが、2018年5月1日から本格的に動画広告の配信を開始しました。

 32型の縦長のディスプレイを乗客の目が向きやすい開閉部の脇に設置しています。広告画面は上りと下りに16画面ずつで、合計32画面です。



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