京都大学 iPS再生医療 国内初のパーキンソン病患者で治験へ
-京都大学-
山中伸弥教授が所長を務める「京都大学 iPS細胞研究所」では、iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための研究を行っています。
「京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)」が2010年4月に設立されてから8年が過ぎました。現在までに「本館、第2研究棟、第3研究棟、医薬系総合研究棟」の4施設が完成しています。
● iPS再生医療、パーキンソン病患者で治験へ
「京都新聞」によると「京都大学」は、「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」から作った神経細胞をパーキンソン病患者へ移植する再生医療の治験を開始するそうです。
京都新聞(2018/07/29)
iPS再生医療、パーキンソン病患者で治験へ 京大が国内初
iPS細胞を使った再生医療では目の病気「加齢黄斑変性」について患者対象の臨床研究が神戸市で行われていますが、保険適用を見据え厳格な基準で実施する治験は国内で初めてです。
「パーキンソン病」は、脳の黒質という部分で神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞に異常なタンパク質が蓄積し、神経細胞が失われて発症します。
難病に指定され、国内の患者は10万人以上とされています。歩きにくくなるなどの運動障害や認知症、自律神経障害といったさまざまな症状があります。
iPS細胞研究所本館
最初に竣工した「本館」です。「第1研究棟」と呼ばれていましたが、「本館」に名称を変更されています。
iPS細胞研究所第2研究棟(CiRA第2研究棟)
2番目に竣工した「iPS細胞研究所第2研究棟(CiRA第2研究棟)」です。「本館」の北側にあります。
iPS細胞研究所第3研究棟(CiRA第3研究棟)
3番目に竣工した「iPS細胞研究所第3研究棟(CiRA第3研究棟)」です。「本館」の東側にあります。
医薬系総合研究棟
4番目に竣工した「医薬系総合研究棟」は、iPS細胞を用いた再生医療・新規薬剤等の臨床研究を着実に実現することを目的として設置されました。多目的施設のためiPS細胞研究の専門施設ではありませんが、iPS細胞研究の4番目の拠点となっています。
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