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2018年8月12日 (日)

阪神なんば線「淀川橋梁」の架け替え 事業区間約2.4kmの「阪神なんば線淀川橋梁改築事業」 高架駅となる「伝法駅」の現状

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-阪神なんば線淀川橋梁改築事業-

 阪神なんば線の「淀川橋梁(きょうりょう)」の架け替え工事が2018年秋から始まります。「水面すれすれの橋」として知られ、線路は堤防より低くなっています。

 浸水を防ぐため、桁下を約7m高くします。「淀川橋梁」の架け替えと共に、「淀川橋梁」を挟んだ約2.4kmの連続立体交差化を行います。総事業費は563億円で、2032年度の完成を目指します。

 引用資料  国土交通省近畿地方整備局(PDF)
 阪神なんば線淀川橋梁改築事業パンフレット

 「淀川橋梁」は1924年に設置されました。大阪湾最低潮位「O.P.(Osaka Peil)」から桁下までの高さは4.28mで、計画堤防高に3.82m、計画高潮位に0.92m足りません。
 阪神なんば線の線路は、両端の淀川の堤防より1.8m低く、高潮時は線路を横切る形で「防潮扉」を閉じるため、運行が出来なくなります。


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平面図

 「平面図」です。「淀川橋梁」の架け替えと共に、「淀川橋梁」を挟んだ約2.4kmの連続立体交差化を行います。これにより「阪神なんば線」は、ほぼ立体交差化が完了します。


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縦断図

 事業実施前と事業実施後の「縦断図」です。橋を7m高くし、現在39本ある橋脚を10本に減らして「淀川」の水を流れやすくします。


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伝法駅側(此花区)高架化 及び 淀川橋梁部架替 施工順序

 「伝法駅側(此花区)高架化 及び 淀川橋梁部架替 施工順序」です。伝法駅側は現在は「盛土」を走っていますが、高架橋に生まれ変わります。「伝法駅」も高架駅となります。


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淀川東岸踏切
 淀川の堤防にある「淀川東岸踏切」です。「阪神なんば線淀川橋梁改築事業」が完了するとこの踏切は撤去されます。


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「陸閘(りっこう)」です。「阪神なんば線」の軌道のために、堤防を約1.8m切り込みしています。

● 陸閘(りっこう)
 「陸閘」とは、やむを得ない理由で、堤防が連続していない場合、洪水や高潮時に堤防の機能を確保するために締め切ることのできる施設です。容易に閉塞できる構造となっています。


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伝法駅(でんぽうえき)

 淀川東岸踏切から見た「伝法駅(でんぽうえき)」です。盛土上にある相対式2面2線の駅です。2階がホーム、1階が改札となっています。


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「伝法駅」のホームです。


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ホーム屋根は北側寄りの一部しか設置されていません。簡易な駅のため「分岐器」や「絶対信号機」を設置していません。そのため「停留所」に分類されています。


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ホームの南東端です。


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ホームの南東端から南東側(千鳥橋駅側)を見た様子です。次の「千鳥橋駅(ちどりばしえき)」は高架駅です。


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正蓮寺川西岸踏切

 「伝法駅」の南東側にある「正蓮寺川西岸踏切」です。「阪神なんば線淀川橋梁改築事業」が完了するとこの踏切は撤去されます。


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「伝法駅」の1階の「改札口」です。


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「伝法駅」は、このように盛土上にあります。



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