文化庁の庁舎となる「日本最古」の本部庁舎から移転 京都府警察本部新庁舎建設工事 2018年8月27日の建設状況
-京都府警察本部新庁舎建設工事-
京都府警の現在の本館は「日本最古」の本部庁舎とされていますが、庁舎の狭さや老朽化に加え、耐震性が問題となっています。また、別館は、震度6強の地震で倒壊する危険性が高いと診断され、本館と別館を統合した新庁舎の建て替えを検討していました。
引用資料 京都府庁・公式ホームページ(PDF)
警察本部新庁舎の建設計画概要
新庁舎の建設地は、京都府庁北西部に隣接する元府警本部中立売庁舎の跡地です。「本館(約270人)、別館(約900人)、リサーチパーク(約200人)」に分散していた警察本部機能を新庁舎に集約します。
概要は、地上6階、地下2階、延床面積27,739.742㎡です。地震対策として、震度7に耐えられる「免震構造」を採用します。非常用発電機のほか、非常食や飲料水を備蓄し、災害発生時の拠点施設としての機能を備えます。
● 現在の本部庁舎本館は文化庁の庁舎に!
現在の本部庁舎本館は、半円アーチの西玄関が有名な歴史的建造物で、1928年(昭和3年)に京都御所で行われた昭和天皇の「即位の礼」に合わせ、前年の1927年に建設されました。
「文化庁」が京都に移転する事が決まっていますが、近代建築物として文化的な価値が高い現在の本部庁舎本館を京都府や京都市が、耐震化工事や増改築を施して、政府に長期的に貸与します。
京都府警察本部新庁舎の概要
◆ 計画名-京都府警察本部新庁舎建設工事
◆ 所在地-京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85-3、85-4
◆ 階数-地上6階、地下2階
◆ 高さ-最高部27.910m、建築物24.770m
◆ 敷地面積-41,676.32㎡(施設全体)
◆ 建築面積-4.227.015㎡
◆ 延床面積-27,739.742㎡(容積対象外面積4,739.895㎡)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-合同庁舎、自動車車庫
◆ 建築主-京都府警察
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者(主体工事)-清水・岡野・古瀬 特定建設工事共同企業体(清水建設、岡野組、古瀬組JV)
◆ 着工-2017年03月31日
◆ 竣工-2020年03月31日予定
新庁舎の建設場所は、京都府庁北西部の元府警本部中立売庁舎の跡地(3号館の北側)です。
引用資料 京都府庁・公式ホームページ
府庁へのアクセス・地図
「京都府警察本部新庁舎建設工事」の建設現場を南東側から見た様子です。
東側のゲートが開いていました。
アップです。地下躯体を構築中です。地震対策として「免震構造」を採用します。
ダンプトラックで、「鉄骨」が運ばれてきました。
北東側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
現在の「本部庁舎本館」です。耐震化工事や増改築を施して、「文化庁」の庁舎となります。奥に見えるのが「別館」です。
「京都府警察本部新庁舎建設工事」の建築計画の概要です。
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