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2018年9月23日 (日)

関西国際空港連絡橋 「IHIインフラシステム(堺工場)」と「高田機工(和歌山工場)」に搬入 「橋桁」の製造は素人の私が考えるような簡単なものでは無かった!

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-関西国際空港連絡橋-
 
国土交通省は、「台風第21号」の影響によりタンカー船が衝突した「関西国際空港連絡橋」については、橋桁の損傷の程度が著しいことから再利用可能な一部分を除き、新しい橋桁を製作して架け直す方針としました。

 この方針を踏まえ、海上での作業を予定している2019年春頃の天候が安定し、作業に支障が生じなければ、2019年のゴールデンウィークまでに、連絡橋を完全復旧することを目標に作業を進める事になりました。

 引用資料 国土交通省(2018/09/18)
 関西国際空港連絡橋 復旧時期の見通しについて ~来年のゴールデンウィークまでに完全復旧することを目標~

● 7ヶ月は異例の短期間工事!
 私は、9月20日にこのブログに ”最初にこの発表を見た時に私は、「橋桁の製作を突貫工事で行って、年内に復旧しろよ!」と思いましたが、” と書きました。「橋桁」の製造は、素人の私が考えるようなそんな簡単なものではありませんでした。

 100m近い橋を新しく造ることになると一から特注になるので、図面を描いて製作しないといけないそうです。前の「設計図」をそのまま使うのではないようです。「橋桁」の製造は通常、完成までに1年半以上かかるそうです。7ヶ月は異例の短期間だそうです。

 MBS 動画ニュース(2018/09/21)
 関空連絡橋損傷した橋桁「新しく造る」GWまで異例の短期間工事で復旧目指す

 損傷した「関西国際空港連絡橋」の片方の橋桁は、大阪府堺市にある「IHIインフラシステム」の本社(堺工場)に運ばれています。全長約98m、重さ約1000トンで、衝突の衝撃で穴が開き歪んでいるため修復ができず、新たに作り直すそうです。

 IHIインフラシステム → 本社(堺工場)

 もう片方の橋桁は、和歌山県海南市の「高田機工(和歌山工場)」に陸揚げされています。和歌山の方の「橋桁」は、全長約90mの半分程度が使える状態のようです。

 Googleマップ(衛星写真) → 高田機工・和歌山工場

● 首都圏だったらもっと早期に完全復旧?
 ただ、これが首都圏だったら、ありとあらゆる工期短縮策が打たれ、24時間体制で工事を行い、もっと早期に完全復旧するという見方もあります。

 SPA(2018/09/22)
 関西空港連絡橋の完全復旧が来年のGWって遅すぎないか? 再確認した首都と関西の格差


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「関西国際空港連絡橋」の空港側の付け根部分にタンカーが衝突しました。9月12日から損傷した「道路桁」をクレーン船で吊り上げて撤去する作業を行いました。


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「位置図」です。


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「橋梁の損傷状況」です。こちら側の「橋桁」は、衝突の衝撃で穴が開き歪んでいるため修復ができず、新たに作り直すそうです。


Kix180923
「橋梁の損傷状況」です。「橋脚」も衝突で塗装がはがれています。「橋脚」の造りが頑強で本当に良かったですね。「橋脚」が損傷していたら交通が完全にストップして関空は本当に終わっていました・・・



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