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2018年10月17日 (水)

「宮古島」と橋で直結 3,000m×60mの滑走路を備える「下地島空港」 下地島空港旅客ターミナル施設の開業日が2019年3月30日に決定!

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-下地島空港-

 沖縄県の「石垣島」は、世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」が発表した「人気上昇中の観光地ランキング2018」で1位に輝いています。
 私は、亜熱帯の「石垣島」と「宮古島」は日本の宝だと思っており、将来的には国際的なリゾートになると思っています。

 「宮古島」のすぐ西側の「下地島」に3,000m×60mの滑走路を備えた凄い地方空港があるのをご存知でしょうか? 3,000m×60mの滑走路は日本でも数えるくらいしかありません。

 日本国内での機長養成の需要に応えるための「訓練飛行場」として開設されました。航空機の操縦訓練のために、日本の空港では数少ない、滑走路両端に「ILS(Instrument Landing System:計器着陸装置)」が設置されています。

 人口の少ない離島にあったため「訓練飛行場」としての用途しかありませんでしたが、すぐ東側の「伊良部島」を経由して、「宮古島」と接続する「伊良部大橋」が、2015年1月31日に供用開始された事により状況が一変しました。

 「池間島、来間島」の2島はすでに「宮古島」と橋で結ばれていたので、「宮古島」を中心として、「下地島、伊良部島、池間島、来間島」の5島が橋で結ばれました。 

● 下地島空港旅客ターミナル施設
 宮古島には「宮古空港」がありますが、2,000m×45mのため大型機は離着陸出来ません。5島が橋で結ばれた事により、宝の持ち腐れだった「下地島空港」のポテンシャルが一気に高まりました。

 「三菱地所」が、沖縄県宮古島市伊良部地区で整備を進め、「下地島エアポートマネジメント」が運営予定の下地島空港旅客ターミナル施設について、開業日を2019年3月30日(土)に決定するとともに、「ジェットスター・ジャパン」が、成田=下地島間を1日1往復で就航することを決定しました。

 引用資料 三菱地所(PDF:2018/10/15)
 下地島空港旅客ターミナル施設開業日決定 ジェットスター・ジャパン 成田=下地島路線開設 ~2019年3月30日、下地島空港に新しい旅客ターミナル施設が開業。成田空港からの定期便就航が決定~

 就航により、首都圏から宮古諸島への交通手段の選択肢が増え、国内屈指のリゾート地として人気の高い宮古諸島へ首都圏および海外からさらなる誘客を目指すとともに、宮古諸島から成田空港を経由して海外へ渡航される利用者の利便性も向上します。

 新しく開業する旅客ターミナル施設は、コンセプト「空港から、リゾート、はじまる。」にふさわしく、溢れるリゾート感を体験してもらえるよう設計しました。
 国際線を受け入れる専用施設を設け、利用者のスムーズな入国・出国動線を確保しており、台湾、香港、韓国等からの国際線定期便・チャーター便の誘致も積極的に取り組んでいきます。

下地島空港旅客ターミナル施設の概要
◆ 在地-沖縄県宮古島市伊良部字佐和田1727番地
◆ 階数-地上1階
◆ 敷地面積-約31,580㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造+CLT造(クロス・ラミネイティド・ティンバー)
◆ 空港施設-チェックインカウンター×12箇所、搭乗ゲート×3か所、到着ロビー国際線・国内線各1か所、飲食店2店舗、物販店3店舗(免税店含む)、バス乗り場、タクシー乗り場、レンタカー受付カウンター、ATM


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「位置図」です。「下地島、伊良部島、宮古島、池間島、来間島」の5島が橋で結ばれています。


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「下地島空港 鳥瞰写真(北側より)」です。


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「国内線搭乗待合室 完成予想CG」です。


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「出発ラウンジ・テラス 完成予想CG」です。



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