JR西日本 2019年春から「新快速」に有料座席サービスを導入 本格導入されている「JR東日本」と比べて見た!
-有料座席サービス-
首都圏では、JR東日本が「普通列車グリーン車」を普通(快速)列車に連結しています。「東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線」で普通に見られる光景です。「中央快速線等」への導入も決まっています。
関西圏は、首都圏と比べると通勤距離が短く、混雑率も低いので、JR西日本は導入していませんでした。しかし、JR西日本も遂に有料座席サービスの導入に踏み切ります。
● 2019年春から新快速に有料座席サービスを導入!
「JR西日本」は、JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線の一部新快速に有料座席サービス「Aシート」を導入します。近畿エリアの基軸列車である新快速に「快適性」を加え、多様ニーズに応えることで、「住みたい、行きたい」沿線づくりを目指します。
引用資料 JR西日本(2018/10/24)
2019年春 新快速に有料座席サービス「Aシート」を導入します
有料座席は、12両編成の1両(9号車)に設けます。改造される車両は2編成(2両)となります。着席料金は500円で、空いている席に自由に座ります。「Aシート」の乗車整理券は、着席後に乗務員から購入する方式となります。
2019年春のサービス開始時は、1日当たりの運転本数が、上下4本と非常に少ないです。試験導入の意味合いが強く、有料座席の重要の有無を判断すると思われます。
需要があると判断されると本格導入に踏み切ると思われます。本格導入されると、JR東日本の「Suicaグリーン券売機」のように、新快速が停車するホームに「ICOCA券売機」が設置されると思われます。
12両編成の「新快速」の1両(9号車)に快適性を高めた有料座席を設けます。
「Aシート」は、簡易なパーティーションで区切るようです。「つり革」が描かれているので、「Aシート」に座らなかったらドア付近は、普通に入れるようです。試験導入感が半端ないですね(笑)。
「Aシート」の座席です。
「京阪電車」が、2017年8月20日からサービスを開始した座席指定の特急車両「プレミアムカー」です。
JR東日本の普通列車グリーン車
JR東日本の「普通列車グリーン車」です。「東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線」の1編成(10両~15両)に2両連結されています(一部連結がされていない車両あり)。
JR東日本の「普通列車グリーン車」は、2両編成×2層構造になっています。全車自由席なので、平日のラッシュ時には「グリーン券」を購入しても座れない可能性があります。座席に座れなくても、グリーン車のデッキなどに乗車する場合には「グリーン券」が必要です。
● グリーン券情報読み取り部にタッチ
座席に座ったら、席の上部にある「グリーン券情報読み取り部」に、グリーン券情報の入った「Suica」をタッチします。赤色だったランプが緑色に変われば手続きが完了です。
Suicaグリーン券売機
停車駅のホームには「Suicaグリーン券売機」が設置されています。「グリーン券」は、車内で買うと260円高くなります。なおかつ現金のみの取り扱いとなります。
● JR西日本も将来的には設置?
本格導入されると、JR西日本も新快速が停車するホームに「ICOCA券売機」が設置されると思われます。その時には、JR東日本と同じく、省力化のために車内で買うと割高になる料金設定が採用されると思われます。
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