日本橋でんでんタウン 地上15階、高さ約98mの「日本橋ビル(仮称)新築工事」 2018年11月20日の建設状況
-新日本橋ビル(仮称)新築工事-
「NTT西日本(西日本電信電話)」は、日本橋でんでんタウンの「NTT日本橋ビル」の一部を建て替えます。地上15階の「南館」を建設します。
日本橋でんでんタウンに地上15階、高さ98.33mの高層ビルが建設中です。用途は「電気通信設備・事務所」ですが、「NTTコミュニケーションズ」の「データセンター」となります。
● 大阪第6データセンター?
「NTTコミュニケーションズ」は、大阪府において6番目と7番目となる「大阪第6データセンター」と「大阪第7データセンター」を新たに提供し、大阪におけるデータセンター供給能力を2.2倍に拡大します。
NTTコミュニケーションズ(2018/09/11)
大阪におけるデータセンター供給能力を2.2倍に拡大
”大阪第6は、大阪市内の中心地で、最寄りの地下鉄駅から徒歩約2分、複数駅からのアクセスも容易な利便性の高いエリア” と書いてありますが、具体的な場所を書いていません。
「データセンター」はセキュリティを非常に重視するので正確な場所を明らかにしない場合が多いですが、外観イメージから「日本橋ビル(仮称)新築工事」が、「大阪第6データセンター」に間違いないと思われます。
新日本橋ビル(仮称)新築工事の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市浪速区日本橋五丁目2番2(地名地番)
◆ 階数-地上15階、地下0階
◆ 高さ-98.33m
◆ 敷地面積-4,465.08㎡(既存部分を含む)
◆ 建築面積-1,416.78㎡(増築部分)
◆ 延床面積-15,579.15㎡(増築部分) *容積対象面積25,862.32㎡(既存部分を含む)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-電気通信施設、オフィス
◆ 建築主-NTT西日本(西日本電信電話)
◆ 設計者・監理者-NTTファシリティーズ
◆ 施工者-大林組・共立建設 建設工事共同企業体(大林組、共立建設JV)
◆ 解体工事-2015年03月31日~2016年12月19日
◆ 着工-2017年01月中旬
◆ 竣工-2019年07月下旬予定
「大阪第6データセンター」の外観イメージです。
「新日本橋ビル(仮称)新築工事」の建設現場を南東側から見た様子です。前回の撮影が、2017年12月5日だったのでほぼ1年ぶりでした。
南東側から見た下層階の様子です。
北東側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
外壁には窓がありません。「サーバー室」には窓は必要ありません。
● サーバー室は温度を一定に保つ必要がある
「サーバー」は、CPUの処理速度の飛躍的な向上により、猛烈な熱を発します。サーバーは、精密機器なのであまりにも高い温度だと故障します。そのため、サーバー室などは温度を一定に保つ必要があります。
データセンターで使われる電力の約半分は、サーバーから排出される熱を冷却するための空調が消費しているといわれています。
南西側から見た下層階の様子です。
北西側から見た様子です。
北側の「NTT日本橋ビル・北館」は、営業しながら改修工事が行われ、外装がリニューアルされました。
北側から引いて見た様子です。
最高部です。鉄骨の形状を見ると「塔屋」を残すのみのようです。
建築計画のお知らせの「南立面図」です。文字が潰れているので現地でも数値や文字は判別できません。
建築計画のお知らせの「配置図」です。
| 固定リンク
« 祝! 2025年国際博覧会(万博)の開催地が大阪に決定 「IR(カジノを含む統合型リゾート)」の導入に強力な追風! | トップページ | 地上38階、高さ約189mの「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」 Ⅱ期工事 2018年11月20日の状況 »
「33 大阪市・南部②」カテゴリの記事
- なんば駅周辺における空間再編推進事業 歩行者空間化に向けた工事 2023年5月16日の建設状況(2023.06.01)
- 七宝山大福院 三津寺(大阪・ミナミの観音さん) (仮称)三津寺ホテルプロジェクト新築工事 2023年5月16日の建設状況 (2023.05.21)
- 西日本最大客室数全2,060室 地上40階、高さ約136mの「(仮称)アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉」 2023年5月16日の建設状況(2023.05.18)
- なんばパークス サウス 地上34階、高さ約141㎡の「センタラグランドホテル大阪」 2023年3月31日に竣工、2023年7月1日に開業!(2023.04.06)