阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業 Part3:「淡路駅」周辺 2018年11月10日の建設状況
-淡路駅(あわじえき)-
「阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業」は、東淀川区の「淡路駅」を中心とした阪急電鉄京都線3.3kmと千里線3.8kmの合計7.1kmを高架化し、17ヶ所の踏切を無くし、都市計画道路などの交差道路を整備するプロジェクトです。
駅としては、「淡路駅」、「崇禅寺駅」、「下新庄駅」、「柴島駅」の4駅が高架駅になる予定です。1997年1月に用地買収に着手し、2008年9月に工事に着工しました。
● 工期が大幅に遅れ事業期間を7年延長
計画では2017年度末に高架切替、2020年度末に事業完了の予定でしたが、工期が大幅に遅れており事業期間を7年延長しています。現時点では2024年度末に高架切替、2027年度末に事業完了に向け工事を進めています。
駅としては、「淡路駅」、「崇禅寺駅」、「下新庄駅」、「柴島駅」の4駅が高架駅になる予定です。
新しい「淡路駅」は、4層構造の島式2面4線の高架駅になる予定です。駅の高さは約30mになります。
現在の「淡路駅」の手書きの配線図です。京都線と千里線の上りと下りが3ヶ所で平面交差する非常に複雑な配線となっています。そのため「淡路駅」に到着する前の電車は信号待ちが頻発します。
改良後の「淡路駅」の手書きの配線図です。下りと(4階)と上り(3階)が立体交差になり「淡路駅」のネックだった頻発する信号待ちは解消されます。
「淡路駅」すぐ南西側の「阪急電鉄京都線(写真左側)」と「阪急電鉄千里線(写真右側)」が分岐する部分です。「淡路駅」周辺の前回の取材が2017年6月9日だったので1年5ヶ月ぶりでした。
「淡路駅」南西側(崇禅寺駅方)の京都線の高架工事の様子です。上下線2層構造で高さが高いので迫力があります。
「都市計画道路 歌島豊里線」をオーバーパスする「トラス橋」です。「都市計画道路 歌島豊里線」は、計画幅員30mと幅が広いので、「トラス橋」を架設して、オーバーパスします。
● 都市計画道路 歌島豊里線(整備中)
「都市計画道路 歌島豊里線」は、淀川以北の地域を東西に連絡し、大阪北の玄関口であるJR新大阪駅にアクセスする幹線道路です。
当該区間の整備により北大阪から都心部を経由せず、東大阪方面へのネットワークが形成されるため、交通の円滑化等が図られます。
「トラス橋」も上下線2層構造になっています。
「阪急電鉄千里線」が南側に分岐する部分です。
「淡路駅」南側の千里線の踏切から南側(柴島駅方向)を見た様子です。
「淡路駅」の南西側で駅に一番近い高架橋を西側から見た様子です。この現場では珍しい「鉄骨造」の高架橋となっています。
東側から見た様子です。
新しい淡路駅の駅舎
新しい「淡路駅」の工事現場です。駅全体が現在の「淡路駅」の南東側に移動します。「阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業」は、「直上施工」、「別線施工」、「仮線施工」の3工法で工事が行われますが、淡路駅部分は「別線施工」が採用されています。
更に北東側です。
「淡路駅」北東側の「阪急電鉄京都線(上新庄駅方面)」と「阪急電鉄千里線(下新庄駅方面)」が分岐する部分です。
少し角度を変えて見た様子です。
「おおさか東線」の東側の「阪急電鉄京都線」の高架橋です。「阪急電鉄京都線」は、「おおさか東線」をオーバーパスします。
西側から見た様子です。
踏切から東側(上新庄駅方面)」を見た様子です。上下線2層構造の高架橋が建設されています。
「阪急電鉄千里線」の下新庄駅方面の橋脚です。
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