京都で働きたい! LINEの開発拠点「LINE KYOTO」に海外から応募殺到!
-LINE KYOTO-
都市の勢いは目まぐるしく変わります。「京都市」は長らく神社仏閣と大学しかない街と言われ停滞していましたが、京都市には今猛烈な追い風が吹いています。
「インバウンド(訪日外国人旅行)」の急増、京都企業の急成長、「京都大学」のiPS細胞研究など数えたらキリがありません。
2018年6月に無料通信アプリを手がける「LINE」が、東京、福岡に続く3ヶ所目となる新しい開発拠点「LINE KYOTO」を開きました。外国人の応募が殺到し、応募者1千人中、約8割が海外からの申し込みだっそうです。
産経新聞(2018/12/23)
京都で働ける…LINEの開発拠点に海外から応募殺到
京都新聞(2018/12/18)
東京のIT企業、京都に拠点続々 人材争奪で過熱懸念も
勤務する技術者ら19人のうち半数は外国人で、出身地もフランス、スイス、英国、米国、中国、台湾と多様です。京都オフィスでは3年後、技術者100人体制を目指しているそうです。
採用された技術者たちは、京都という街にひかれて応募した人が多いそうです。応募者の「寺院が立ち並ぶ京都の街を歩いていると、いろいろなアイデアが浮かんでくる」という意見を聞くと納得です。神社仏閣の魅力は世界共通ですね。
世界のハイテク拠点と言えば、アメリカの「シリコンバレー」と中国の「深圳」ですが、「シリコンバレー」が今でも世界のハイテク拠点の中心であり続けられているのは、周囲の内陸に行けば山あり、沿岸部に行けば海ありで、車でほんの少し走れば自然が広がる抜群の環境のためだと言われています。
LINE KYOTOは四条通に立地
「LINE KYOTO」は、四条通に面したビルにありますが、上の写真の場所ではありません。四条通の「地上機器」の撮影に気を取られて撮影するのを忘れていました(笑)。
「LINE KYOTO」は、京都府京都市下京区四条通麸屋町西入る立売東町28番地に立地するビル「SAKIZO PLAZA」にあります。
京都の企業
京都の企業は大阪や神戸の企業と違って本社を東京にあまり移転しません。小粒のハイテク企業が多かった京都企業ですが、高い技術開発力を背景に、世界市場の中で特定分野において圧倒的競争力を持ち、急成長しています。
京都の大手電子部品メーカーの大手3社(京セラ、日本電産、村田製作所)は、高機能スマートフォンや自動車向けの堅調な部品需要に加え、高い生産能力とシェアを武器に供給先を多様化して急成長しています。2019年には次世代高速通信規格「5G」関連の投資も始まり、無敵モードに入りつつあります。
京都企業の凄さは、御三家以外にも「任天堂、オムロン、ジーエス・ユアサ コーポレーション、ローム、島津製作所、SCREENホールディングス、村田機械、堀場製作所、NISSHA」などの世界市場で競争力を持つハイテク企業群が控えている事です。
京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)
山中伸弥教授が所長を務める「京都大学 iPS細胞研究所」では、iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための研究を行っています。
「京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)」が2010年4月に設立されてから8年が過ぎました。現在までに「本館、第2研究棟、第3研究棟、医薬系総合研究棟」の4施設が完成しています。
最近の病気の原因の解明や再生医療に関するニュースを見ると「京都大学」発が非常に多いです。「京都大学」が日本の再生医療研究の中心になりつつあります。
現在、「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)・iPS等臨床試験センター棟新営その他工事」が、2019年9月の竣工を目指して行われます。この施設が完成すると臨床試験がいよいよ本格化すると思われます。
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