京都市役所が生まれ変わります! 京都市新庁舎整備 分庁舎新築 2018年12月21日の建設状況
-京都市新庁舎整備-
京都市役所の市庁舎は、近代建築物として歴史的・文化的価値を有しつつも、震度6強の地震で倒壊や崩壊の危険性が高いとされ、防災拠点としての機能に課題がありました。
また、本庁所属職員の約3分の1にあたる約1,100人が、近隣の民間ビル(10ヶ所)に分散して入居していました。
それらの課題の解消とともに、防災拠点としての市庁舎の整備が急務であることから、「市庁舎整備基本計画」を策定し、整備に向けた取組を進めてきました。
「本庁舎」を改修し、「北庁舎」と「西庁舎」を建て替え、「分庁舎」を新築します。2017年4月に着工しました。本体工事費は320億円を見込んでいました。
引用資料 京都市情報館(2016/09/05)
新庁舎整備に係る実施設計について(PDFに詳細)
● 新庁舎の全体完工は当初予定より1年遅れ
「京都市」は、新庁舎の完成時期が当初予定より1年遅れ、2023年秋になる見通しです。工事で想定以上の振動や騒音が起き、工法を見直すためで、約3億円の追加経費も発生します。
「配置図」です。「本庁舎」の改修、「西庁舎」の建替え、「北庁舎」の建替え、「分庁舎」の新築が行われます。
「各庁舎概要」です。
仮囲いに掲示されていた「全体スケジュール」です。修正されていました。全体の完成時期は、当初予定より1年遅れ、2023年秋になる見通しです。
全体スケジュール(変更後)
◆ 本庁舎-2017年04月着工、2020年11月竣工予定
◆ 西庁舎-2017年04月着工、2019年02月竣工予定
◆ 北庁舎-2010年10月着工、2023年秋竣工予定
◆ 分庁舎-2017年04月着工、2019年05月竣工予定
全体スケジュール(当初計画)
◆ 本庁舎-2017年04月着工、2020年11月竣工予定
◆ 西庁舎-2017年04月着工、2018年07月竣工予定
◆ 北庁舎-2022年09月竣工予定
◆ 分庁舎-2017年04月着工、2019年05月竣工予定
「分庁舎鳥瞰 南西より」です。
分庁舎(新築)
「分庁舎」の建設現場を南東側から見た様子です。押小路通りを挟んで北側にある駐車場跡地(妙満寺跡地)に「分庁舎」を新築しています。
計画名は「京都市分庁舎(仮称)新築工事 ただし、建築主体その他工事」です。「労災保険関係成立票」によると工期は、2017年4月5日~2019年5月31日(予定)となっています。「分庁舎」の竣工時期は当初予定通りです。
南西側から見た様子です。
南東側から見た様子です。
南東側から引いて見た様子です。
「京都市新庁舎整備・分庁舎」の建築計画の概要です(現在は撤去されています)。
京都ホテルオークラ(旧京都ホテル)
京都市役所周辺は高さ制限が非常に厳しいですが、「京都ホテルオークラ」は、地上17階、地下4階、高さ約60mもあります。「京都ホテルオークラ」は、「京都ホテル」として1994年に竣工しました。
当時の高さ規制は45mでしたが、総合設計制度の導入により、例外的に高さ60mまで認められました。景観が破壊されるという事で、当時激しい論争が繰り広げられました。特に京都仏教会が激しい反対運動を展開しました。
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