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2019年1月23日 (水)

名古屋市 2018年6月末に閉店した栄の百貨店「丸栄」 跡地を事業費最大2,000億円で再開発!

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-丸栄-
 名古屋・栄の百貨店「丸栄」が、2018年6月30日に閉店しました。親会社の「興和」は、周辺で所有する「栄町ビル、ニューサカエビル」の2棟とともに一体開発する考えです。事業費は最大2,000億円程度とされています。 

 「丸栄」は外商の営業を続け、会社も存続します。ただし、1953年に建てられた「本館」は耐震性に問題があるため、2018年11月から建物の解体に着工しました。

● 名古屋の百貨店「4M」の1つ
 「ジェイアール名古屋タカシマヤ」が開業するまで、名古屋の百貨店は「4M(松坂屋、三越、名鉄、丸栄」と言われていました。ちなみに「名古屋三越」は、1980年まで「オリエンタル中村」と言う名称でした。

 「丸栄」は、前身の呉服店を含めて約400年の伝統を誇った老舗です。バブル末期の1992年2月期には売上高が過去最高の825億円を記録しました。
 バブル崩壊後は売上高が25期連続の右肩下がりが続き、2017年2月期は168億円と最盛期の約5分の1まで減りました。2017年には名古屋に本社を置く「興和」の完全子会社となりました。


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解体工事に着手
 「丸栄」は2018年6月30日に閉店しました。シャッターが閉められています。2018年11月12日から建物の解体作業が始まっているようですが、外からは分かりませんでした。2020年3月末までに解体を終えるようです。


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柱に貼られた顧客への感謝文です。


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道路北側の街区を南東側から見た様子です。写真の左端が「栄町ビル」、右端が「ニューサカエビル」です。間に別のビルが挟まっています。

 当初は、2027年の完成をメドにしていましたが、一部地権者との交渉が難航しているため完成が遅れるようです。地権者と合意しないと敷地形状が「凹」状になっていまします。


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「ニューサカエビル」の北側は駐車場になっています。


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道路北側の街区を北東側から見た様子です。写真の右端が「栄町ビル」です。この部分は「名古屋国際ホテル」となっています。



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