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2019年1月 6日 (日)

福岡市 「天神ビッグバン」に続く新たな規制緩和 博多駅周辺の「博多コネクティッド」が始動!!

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-博多コネクティッド-
 
福岡市の博多駅周辺では、2011年の九州新幹線開業とあわせて駅を中心に賑わいをみせている一方で、九州の陸の玄関口として更なる発展が期待されています。

 このため、地下鉄七隈線延伸やはかた駅前通り再整備など、交通基盤の拡充とあわせ、容積率などの規制緩和により、耐震性の高い先進的なビルへの建替えや歩行者ネットワークを拡大するとともに、歴史ある博多旧市街との回遊性を高めることで、都市機能の向上を図っていきます。

 この「博多コネクティッド」をハード・ソフト両面から取り組んでいくことで、多くの人が訪れる九州の陸の玄関口である博多駅の活力と賑わいを、さらに周辺につなげていきます。

 引用資料 福岡市・公式HP(PDF:2019/01/04)
 博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげていく 『博多コネクティッド』始動!!

 「福岡市」は本当に次から次えと規制緩和の施策を出してきて凄いですね。私は、兵庫県の住人ですが、県都である「神戸市」の体たらくを見ていると本当に羨ましいです。

 「乃木坂46」は、ライブの前に気合を入れるためにメンバーが円陣を組んで、「努力、感謝、笑顔、うちらは乃木坂上り坂46!!!」と掛け声をかけます。これを今の神戸市に当てはめると「規制、停滞、無策、うちらは神戸下り坂・・・」です(涙)。

博多コネクティッドの概要
◆ 対象エリア-博多駅から半径約500m、約80ha
◆ 主な誘導策-<福岡市独自の支援制度等>福岡市都心部容積率特例制度、ビルへのテナント優先紹介、行政によるビルのPR、<国の支援制度>特定都市再生緊急整備地域(金融支援,税制優遇など)、<国家戦略特区関連>国家戦略道路占用事業

(備考) 航空法の高さ制限の承認については、計画毎に周辺の既存物件の高さを踏まえ、国土交通省との相談となります。


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「博多コネクティッド」の範囲です。


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KITTE博多 & JRJP博多ビル
 博多駅前の「博多郵便局」の建て替えが行われ、「KITTE博多」として2016年4月21日にグランドオープンしました。日本郵政グループにとって初の全館商業施設で、キーテナントは「博多マルイ」となっています。

 ほぼ同時期に、「JR九州」と「日本郵便」は、博多駅中央街南西街区において、九州最大級のオフィスビル「JRJP博多ビル」を建設しました。2016年4月25日(月)に先行して「郵便局・ゆうちょ銀行」が開業、4月27日(水)に地下1階~地上2階の「商業ゾーン」が開業しました。

 「KITTE博多」は、容積率が800%→1,100%への割り増し、「JRJP博多ビル」は、800%→1,100%への割り増しが行われました(写真提供タイム氏)。

KITTE博多の概要
◆ 計画名-博多駅中央街SW計画(仮称)新築工事
◆ 所在地-福岡県市博多区駅中央街9番1号(住居表示 )
◆ 階数-地上11階、地下3階(建築基準法上 地上12階、 地下4階)
◆ 高さ-約60m(航空法の高さ制限から推測)
◆ 敷地面積-5,073.90㎡
◆ 延床面積-64,296.53㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-店舗(キーテナント 博多マルイ/売場面積約15,000㎡)、駐車場
◆ 建築主-日本郵便株式会社
◆ 設計者・監理者-日本郵政株式会社一級建築事務所
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2014年02月13日(起工式)
◆ 竣工-2016年04月15日(労災保険関係成立票より)
◆ 開業-2016年04月21日(グランドオープン)

JRJP博多ビルの概要
◆ 計画名-新博多ビル(仮称)新築工事
◆ 所在地-福岡県福岡市博多区博多駅中央街8番1号
◆ 交通-JR鹿児島本線「博多」駅徒歩1分、地下鉄空港線「博多」駅徒歩1分
◆ 階数-地上12階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部59.42m
◆ 敷地面積-約3,354㎡
◆ 延床面積-約44,000㎡(総貸付面積 オフィス約24,000㎡、店舗約2,800㎡/郵便局・ゆうちょ銀行の面積を含む)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-JR九州(九州旅客鉄道)、日本郵便
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2014年05月09日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2016年04月末
◆ 開業- 2016年04月25日(郵便局・ゆうちょ銀行)、2016年04月27日(商業ゾーン)


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都ホテル 博多
 「近鉄不動産」および「近鉄・都ホテルズ」は福岡市博多区において、「博多都ホテル」の建替えを進めています。福岡市の掲げる「アジアの交流拠点都市」形成に貢献すべく、博多駅筑紫口駅前の新たなランドマークとなるビルを建設中です。正式名称は「都ホテル 博多」です。

 引用資料 公式ホームページ
 都ホテル 博多 

 ビルの外観コンセプトは「緑と水と光のビル」とし、壁面や最上階に水が流れ落ちる滝や緑を設置し、「見える滝」「見える緑」を演出します。夜間も建物全体のライトアップを行い、にぎわいを演出するなど、海外からも注目されるビルを目指します。

都ホテル 博多の概要
◆ 計画名-(仮称)近鉄博多ビル計画新築工事
◆ 所在地-福岡県福岡市博多区博多駅東二丁目1番1号
◆ 交通-JR「博多」駅徒歩1分、地下鉄空港線「博多」駅徒歩1分
◆ 階数-地上13階、地下3階
◆ 高さ-(不明)
◆ 敷地面積-2,260.62㎡
◆ 建築面積-1,762.70㎡
◆ 延床面積-23,038.10㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル(3階~13階)、商業施設(地下1階、1階、2階)、自動車車庫、自転車駐輪場
◆ 客室数-208室
◆ 建築主-近鉄不動産(営業 近鉄・都ホテルズ) 
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-大林組・大日本土木共同企業体(大林組・大日本土木JV)
◆ 着工-2017年09月01日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2019年07月31日予定(労災保険関係成立票より)
◆ オープン-2019年秋予定



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