京都市役所が生まれ変わります! 京都市新庁舎整備 本庁舎改修・北庁舎建替え・西庁舎建替え 「西庁舎」が2019年4月1日に開所!
-京都市新庁舎整備-
京都市役所の市庁舎は、近代建築物として歴史的・文化的価値を有しつつも、震度6強の地震で倒壊や崩壊の危険性が高いとされ、防災拠点としての機能に課題がありました。また、本庁所属職員の約3分の1にあたる約1,100人が、近隣の民間ビル(10ヶ所)に分散して入居していました。
それらの課題の解消とともに、防災拠点としての市庁舎の整備が急務であることから、「市庁舎整備基本計画」を策定し、整備に向けた取組を進めてきました。
「本庁舎」を改修し、「北庁舎」と「西庁舎」を建て替え、「分庁舎」を新築します。2017年4月に着工しました。本体工事費は360億円を見込んでいます。
引用資料 京都市情報館(2016/09/05)
新庁舎整備に係る実施設計について(PDFに詳細)
「配置図」です。「本庁舎」の改修、「西庁舎」の建替え、「北庁舎」の建替え、「分庁舎」の新築が行われます。
「各庁舎概要」です。
1度目の修正の「全体スケジュール」です。2019年2月には更に工期が遅れる事が発表されています。工期の延長は2018年2月の発表に続いて2度目です。
全体スケジュール(2019/03/11のリリース)
◆ 本庁舎-2017年04月着工、2021年06月~08月完成予定
◆ 西庁舎-2017年04月着工、2019年03月竣工、2019年04月01日開所
◆ 北庁舎-2010年10月着工、2024年春から夏頃完成予定
◆ 分庁舎-2017年04月着工、2019年05月末竣工予定、2019年06月運用開始予定
「河原町通上空より」の完成イメージです。
「本庁舎屋上庭園のイメージ」です。本庁舎屋上に庭園が整備されます。
京都市役所の市庁舎を南東側から見た様子です。
南西側から見た様子です。先行して、「本庁舎」を改修と「西庁舎」を建て替えを行っています。計画名は「京都市本庁舎改修工事及び新西庁舎(仮称)新築工事」です。
本庁舎(外観を保存して改修)
歴史的価値の高い「本庁舎」は、外観を保存し、耐震補強工事を施します。地下1階に「免震層」を設け、「基礎免震」のビルに生まれ変わります。2021年6月~8月の完成予定です。
地下街「ゼスト御池」と直結する地下通路の工事だと思われます。
西庁舎(建て替え)
「西庁舎」は、2019年3月に竣工し、2019年4月1日に開所しました。概要は、地上4階、地下2階、延床面積3,297.75㎡です。
京都情報館(2019/03/11)
京都市役所西庁舎の開所について
「西庁舎」の南側は、外壁の外側にもう1枚ガラススクリーンを設けた「ダブルスキン工法」を採用しています。「西庁舎」と「本庁舎」は通路で結ばれています。
「西庁舎」を南西側から見た様子です。
「西庁舎」の下層階を南西側から見た様子です。
西側の「寺町通」沿いの歩道です。
「西庁舎」の 寺町通沿は「ショーウィンドウ」のような造りになっています。
「西庁舎」の下層階を北西側から見た様子です。
「西庁舎」を北西側から見た様子です。「西庁舎」の西側は、外壁の外側に鋼製ルーバーを設け、西日をカットしています。
北庁舎(建て替え)
既存の「北庁舎」は解体されて建て替えられます。本庁舎と階高を合わせ、一体的に利用可能とします。地震対策として「地下2階柱頭免震」を採用します。2022年9月竣工予定でしたが、2023年秋に延期され、更に2024年春から夏頃に延期されています。
「京都市新庁舎整備・本庁舎・西庁舎・北庁舎」の建築計画の概要です(現在は撤去されています)。
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