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2019年5月 4日 (土)

時価総額が日本の全上場企業中4位の「キーエンス」 米中貿易戦争の渦中でも過去最高益 売上高営業利益率がなんと驚異の54.1%!

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-キーエンス-

 なんとか経済が窒息しないで持ちこたえているのは、株価が持ちこたえているのと、企業の莫大な内部留保のおかげだと思っています。

リマンショックの時は、2017年からにサブプライムローン問題で株価が大幅に値下がりした後の、2008年9月の「リーマン・ショック」が止めを刺しました。



 「キーエンス」は、1974年5月27日に兵庫県尼崎市で「リード電機」として設立されました。1986年に社名を「Key of Science」に由来する「キーエンス(KEYENCE)」に変更しました。本社・研究所は新大阪駅の近くにあります。

 時価総額は、2019年4月26日の終値時点で、日本の全上場企業の中で4位の8,405,258百万円です。なんと8兆円を超えています。「キーエンス」より時価総額が大きい企業は、日本に3社しかありません。1位が「トヨタ自動車」、2位が「ソフトバンクグループ」、3位が「日本電信電話」なのでいかに凄いか分かると思います。

 「キーエンス」が4月24日発表した2019年3月期の連結決算は、売上高が前期比11.4%増の587,095百万円、営業利益が前期比8.5%増の317,868百万円でした。売上高営業利益率がなんと驚異の54.1%(前期55.6%)です。

 キーエンス 決算短信(PDF:2019/04/24)
 2019年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

 米中貿易戦争の影響などで設備投資が減速する中で、各企業の決算の下方修正が相次いでいますが、「キーエンス」は、中国を含めた海外全地域でセンサーが伸びました。
 省人化や品質向上のための設備投資が活況で、ファクトリーオートメーション機器で使うセンサーや研究開発に使う計測器などの販売が好調でした。自動車から小売りまで幅広い業種向けに販売を手掛け、中国経済の減速リスクを回避しました。

 「キーエンス」は、いろいろと変わった社風がありますが、業績予想を開示しないのもその1つです。ただ、2020年3月期の業績について「国内外ともに過去最高を目指す」としています。市場予想平均(QUICKコンセンサス)では、売上高は前期比7%増の6,496億円、営業利益は前期比12%増の3,573億円を見込んでいます。

● 工場を持たない「ファブレス経営」
 「キーエンス」は、社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。

 「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。

 ホームページには、 ”新商品の約7割は「世界初」もしくは「業界初」。お客様の欲しいというモノだけをつくっていたら、「世界初・世界最高」を生み出すことはできません。” と書かれています。


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新大阪駅の近くにある「キーエンス本社・研究所」です。地上21階、地下1階、高さ約111mです。


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「キーエンス」のロゴです。

 



 

 


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