大阪城公園 廃墟となったネオ・ルネサンス様式の歴史的建築物「旧大阪砲兵工廠化学分析場」 活用する方法は無いのか?
-大阪城公園-
「大阪城パークマネジメント共同事業体」は、大阪城公園の魅力創出、新たな賑わいづくりを目指し、大阪城公園駅前に「JO-TERRACE OSAKA(ジョー・テラス・オオサカ)」と本丸広場に「旧第四師団司令部庁舎(もと大阪市立博物館)」の2つの施設を整備しました。
第一弾として「JO-TERRACE OSAKA(ジョー・テラス・オオサカ)」が、2017年6月22日にオープンしました。第二弾として大阪城本丸広場の「旧第四師団司令部庁舎(もと大阪市立博物館)」を改修した「MIRAIZA OSAKA-JO(ミライザ大阪城)」が、2017年10月19日にオープンしました。
第三弾として、大阪城公園の「森ノ宮噴水エリア」の整備を進め、2018年4月20日~5月月31日にかけて便益施設等を順次オープンしました。
第四弾として、民間13社と官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」が組成した「クールジャパンパーク株式会社」は、劇場型文化集客施設「クールジャパンパーク大阪」を大阪城公園に2019年2月23日にオープンしました。
● 旧大阪砲兵工廠化学分析場
大阪城の北西側に明治初期に建てられた日本軍の兵器工場「大阪砲兵工廠」がありました。当時アジア最大の工場と言われ、第2次世界大戦の終戦直前に「アメリカ陸軍航空隊(後のアメリカ空軍)」の「B-29」の猛爆撃によって徹底的に破壊されました。
今も残っている建物は、地上2階、地下1階のネオ・ルネサンス様式の「旧大阪砲兵工廠化学分析場」です。一時期は、自衛隊大阪地方連絡部として使用されましたが、1998年以降は自衛隊が退去して放置されています。歴史的建築物ですが、メンテナンスは行われている気配は無く、廃墟化しています。
このままでは間違いなく朽ち果ててしいます。所有者は「近畿財務局」のようですが、国・大阪府・大阪市がお金を出すのが無理ならば、民間のノウハウや資金を活用して、再生させて大阪城公園の魅力創出に貢献して欲しいです。
「旧大阪砲兵工廠化学分析場」です。周囲の木々に覆われ廃墟化しています。
ネオ・ルネサンス様式の歴史的建築物です。この建物を活用しないのはあまりのももったいないです。
建物の劣化がどんどん進んでいます。残された時間はあまりありません。
「旧大阪砲兵工廠化学分析場」の道を挟んだ南側の建物は崩壊寸前です。ここまで劣化が進むと手の施しようがありません。
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