神戸の中心地・三宮の新たなランドマーク 神戸阪急ビル東館 建替計画 2019年6月12日の建設状況
-神戸阪急ビル東館 建替計画-
阪急電鉄では、2021年春の竣工を目指して、地上29階、地下3階、高さ約120mの「神戸阪急ビル東館 建替計画」を進めています。既存建物等の解体工事が完了し、2017年7月3日より新築工事に着手しました。
引用資料 阪急電鉄(PDF:2017/07/03)
神戸の中心地・三宮に相応しいランドマークを目指して 神戸阪急ビル東館の新築工事に着手します
新しいビルは、ホテル、オフィス、商業施設等から構成され、このうちホテルは、阪急阪神ホテルズが展開している宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居する予定です。
最上階となる29階に展望フロアを整備し、みなと街神戸の景観を楽しめるようにするとともに、オフィスフロアの最上階(15階)には神戸市が検討している産学交流拠点を誘致する考えです。
神戸阪急ビル東館 建替計画の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町四丁目2番1号
◆ 階数-地上29階、地下3階
◆ 高さ-約120m
◆ 敷地面積-約7,100㎡(駅高架下範囲等を含む)
◆ 延床面積-約28,850㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等
◆ 建築主-阪急電鉄
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2017年07月03日
◆ 竣工-2021年春予定
(段階1) 東側部分の新築工事(2017年7月~2018年秋頃)
(段階2) 西側部分の解体工事・新築工事及び高層部工事(2018年秋頃~2021年春)
北東側から見た様子です。
東側から見た地上躯体です。
北側から見た地上躯体です。
「(段階1) 東側部分の新築工事」の上に、「安定液プラント」が設置されました。敷地に余裕が無いので苦肉の策ですが、よく思いついたな!と感心します。
「段階2」の西側部分の解体工事・新築工事及び高層部工事は、2018年秋頃~2021年春の予定です。
「アースドリル掘削機」が登場しました。隙間から「拡底バケット」も見えました。「地中障害物」の撤去が終わって次の段階に移行しています。この現場は、上から定点観測する場所がありません。
そのため、「直接基礎」なのか? 「杭基礎」なのか? 分かりません。神戸市は、大阪市と違って「直接基礎」の現場が非常に多いです。 また、「順打ち工法」なのか? 「逆打ち工法」なのか? も分かりません。ただ、「(段階1) 東側部分の新築工事」の時には、「逆打ち工法 」のように見えました。
アースドリル掘削機の用途
(1) 直接基礎で順打ち工法の場合-アースドリル掘削機は使用しないので、この現場には当てはまりません。
(2) 直接基礎で逆打ち工法の場合-アースドリル掘削機を「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むために使用します(東京都心の超高層オフィスビルでは一般的)。
(3) 杭基礎で順打ち工法の場合-アースドリル掘削機で、「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築します。
(4) 杭基礎で逆打ち工法の場合-アースドリル掘削機で、「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築+「構真柱」の建込みを行います(大阪市内の超高層オフィスビルでは一般的)。
「クローラークレーン」です。
西側から見た様子です。
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