うめきた2期区域基盤整備 JR東海道線支線地下化・新駅設置工事 北3工区 2019/06/26 めったに見る事の出来ない「下水管」の設置工事!
-JR東海道線支線地下化・新駅設置工事-
大阪市とJR西日本がうめきた2期区域(北区)の基盤整備に合わせて行う東海道線支線の「JR東海道線支線地下化・新駅設置工事(約2,400m)」が、2016年10月28日に全工区で着工しました。総事業費は約690億円で、新駅の開業は2023年3月を予定しています。
区間別の構造概要と工事の進め方
大阪市が事業主体となって行う地下化(連続立体交差事業)の工事延長は、北区豊崎六丁目から福島区福島七丁目に至る約2,400mで、途中、ボトルネック踏切1ヶ所(西梅田1番踏切)の除却や既設交差道路の改良(2ヶカ所)などにより、踏切事故の解消や道路交通の円滑化、市街地の分断解消をが図られます。
引用資料 大阪市・公式ホームページ
JR東海道線支線地下化事業
工区割図
「北1工区~南2工区」までの工区割図です。
各工区の施工者
◆ 北1工区-奥村組・鉄建建設JV
◆ 北2工区-錢高組・西松建設JV
◆ 北3工区-鴻池組・前田建設工業JV
◆ 駅部工区-大鉄工業・清水建設JV
◆ 南1工区-大林組・淺沼組JV
◆ 南2工区-大成建設・大鉄工業JV
北3工区
ノースゲートビルディング11階の「風の広場」から見た「北3工区」です。「北3工区」は、「鴻池組・前田建設工業JV」の施工により行われています。
北3工区の未着工だった区間
この部分は、地下道があったため「JR東海道線支線地下化・新駅設置工事」の工事が未着工でしたが、地下道が撤去されて工事が始まりました。
東側から見た様子です。
南側部分です。最終的には南側部分と接続されます。
土留め壁の構築が終わって、「地中障害物(旧下水道)」があった部分の土砂が再び撤去されています。 旧下水道を撤去した跡に、新しい下水道を設置します。このような工事を鳥瞰(高い所から見おろし眺めること)出来る現場はめったにありません。
● 北2工区でも
「北2工区」の北側も「ガス管、下水道」の移設が行わわれました。ガス管は仮配管を行い、下水道は上部に切替えました。「下水道」の移設や更新は日本各地で行われています。今回、これらの工程を見て、インフラを守るのは本当に大変な作業だと改めて思いました。
土砂がほぼ撤去されました。
新たに構築された東側の「土留め壁」です。 「下水管」を通す部分の「土留め壁」が、切断されて撤去されています。
新たに構築された西側の「土留め壁」です。「下水管」を通す部分の「土留め壁」が、切断されて撤去されています。
エスロンRCP
新しい本設の下水管となる「積水化学」の強化プラスチック複合管「エスロンRCP」が並べられています。
これはマンホールの天井部分でしょうか? 穴の部分に「マンホールの蓋」を設置すると思われます。
最終的には北側部分と接続されます。
一番着工が早かった「北2工区(錢高組・西松建設JV)」の埋め戻しがどんどん行われています。
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