大阪・淀屋橋ツインタワー 高さ約135m、延床面積約130,000㎡の「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」 完成イメージが公開!
-淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事-
リーマンショック前のプチバブルの頃の2007年3月に、「日経新聞」が御堂筋を挟んで、高さ約140mの超高層ツインタワーを建設すると報道しました。
御堂筋東側は、「日土地淀屋橋ビル」と「東京建物大阪ビル(現在の京阪御堂筋ビル)」、御堂筋西側は、「ミズノ」や「三菱東京UFJ銀行(現在の三菱UFJ銀行)」など11社の地権者が共同再開発を目指すというものでした。しかし、東西共に実現する事はありませんでした。
都市伝説化していたプロジェクトが遂に動き出します。大阪市は、淀屋橋駅の「東地区」と「西地区」について都市計画案を公表しました。容積率の最高限度を1600%に引き上げます。
● 日本経済新聞が完成イメージ公開!
大阪市は、「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の大阪都市計画第一種市街地再開発事業の決定をしました。地上28階、高さ約135m、延床面積約130,000㎡の超高層ビルが建設される予定です。
東地区の「淀屋橋駅東地区都市再生事業」は、7月23日に完成予想パースが公開されていましたが、西地区の「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」も7月30日に「日本経済新聞」から完成イメージが公開されました。
日本経済新聞(2019/07/30)
大阪・淀屋橋ツインビル、東西で調和したデザインに 御堂筋イチョウ並木の「ゲートタワー」
淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 大阪府大阪市中央区北浜四丁目地内
◆ 階数-地上28階
◆ 高さ-最高限度135m
◆ 施行区域面積-約17,000㎡
◆ 敷地面積-約7,200㎡
◆ 建築面積-約4,700㎡
◆ 延床面積-約130,000㎡
◆ 容積対象面積-約115,200㎡(容積率約1,600%)
◆ 用途-業務施設、商業施設
◆ 事業施行者-市街地再開発組合(予定)
◆ 施行期間-2021年度~2024年度予定
◆ 概算事業費-約668億円
東西共に高さ50mに揃え、その上に御堂筋側の壁面を後退させたビルがさらに高みへ伸びる設計になっています。そもそもどうして西側が15m低いのでしょうか? 勝手な予想をしてみました(笑)。
(1)大阪市としては西側に下がるなだらかなスカイラインを目指している?
(2)西側は東西の幅が広いので、イチョウ並木への日照時間が短くなるのを考慮して低くした?
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。
「説明図1」です。施行区域面積は約17,000㎡です。西地区は「第一種市街地再開発事業」として、「市街地再開発組合」を設立して再開発を行います。「市街地再開発組合」を設立して多くのビルを集約化する再開発手法は東京では一般的ですが、大阪ではまだまだ珍しいです。
引用資料 大阪市・公式ホームページ(2019/05/30)
大阪都市計画案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します
「説明図2」です。高さの最高限度は135mです。
「説明図2」です。容積率の最高限度は、1,600%です。
| 固定リンク