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2019年7月18日 (木)

仙台市 せんだい都心再構築プロジェクトを始動 容積率最大1600%まで大幅緩和! 規制オンパレードの神戸市は本当にこのままでいいのか?

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-せんだい都心再構築プロジェクト-

 「仙台市」では、復興需要の縮小に伴います地域経済への影響や、また都心における建築物の老朽化といった問題が顕在化していて、経済活動や交流の中心的な舞台となる都心の機能強化が大きな課題となっています。

 こうしたことから、2030年度までをプロジェクトの期間として「せんだい都心再構築プロジェクト」を立ち上げることとし、全体のコンセプトと、それからまた緊急性の高い取り組みを第1弾の施策として取りまとめました。

 仙台市 公式ホームページ(2019/07/16)
 「せんだい都心再構築プロジェクトを始動します」

 河北新報(2019/07/17)
 <仙台市>都心再構築に100億円 ビル建て替えなど助成

 仙台市は、約79万㎡の「都市再生緊急整備地域」に整備すれば、2019年10月から建物の容積率を最大2倍まで緩和し、建て替えの誘導を図ります。JR仙台駅前のビルが要件を満たせば、800%%の指定容積率が1600%まで大幅に緩和されます。

 今回の仙台市の施策は、福岡市の「天神ビッグバン」や「博多コネクテッド」の成功が大きく影響を与えていると思います。どこの都市も生き残りに必死です。


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神戸市の都心部は規制のオンパレード

 方や神戸市の都心部は、規制緩和の逆を行く規制強化のオンパレードです。すでに施行されているものやこれから施行されるであろうものも含めるとこれでどうやって都市再生するのか? デベロッパーの投資意欲を削ぐものばかりです。

神戸市の都心部の主な規制
(1) 神戸市中心部でタワーマンションなど大規模住宅の建築を規制
(2) しおさい公園を基準として六甲山を遮らないという規制
(3) ヴィーナステラスを眺望点とした規制
(4) 高さ60m以上の建物物は、高さ60m以上の部分は、東西幅を40m以内とする規制


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三宮周辺にこんなカッコイイビルは建てられない

 写真は、高さ約200mの「中之島フェスティバルタワー ウエスト」ですが、外観はかなりカッコイイです。しかし、三宮周辺ではこのような超高層ビルは特例措置はありますが、基本的には建てられません。

 まず、「しおさい公園を基準として六甲山を遮らないという規制」に高さで引っかかります。それに「高さ60m以上の建物物は、高さ60m以上の部分は、東西幅を40m以内とする規制」に東西の幅で引っかかります。

 「中之島フェスティバルタワー」は、超高層ツインタワーです。スマートに見えても61m×61mの幅があります。最近のオフィスは、1フロア当たりの面積が広い無柱大空間が求められています。 神戸市の規制は時代に完全に逆行しています。

 私は神戸市民ではありませんが、兵庫県民です。だから神戸市は地元とも言えます。1970年代・1980年代の神戸市は本当に輝いていました。あの頃の神戸市に戻って欲しいです!



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