« 都市計画道路大阪駅前1号線整備事業に伴う3層エレベーター設置工事 2019/07/08 歩行者デッキの拡張部分はやはり駐輪場??? | トップページ | 新歌舞伎座跡地 2019年12月1日に開業する「ホテルロイヤルクラシック大阪」 ほぼ全容が姿を現す! »

2019年7月10日 (水)

祝! 2019年7月10日付 なにわ筋線「北梅田~JR難波・南海新今宮」の鉄道事業許可! 要となる「南海本線」とのジャンクション部分

Osakananiwa190711
-大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線-
 私が高知から関西に来た1980年代には、すでに「大阪外環状鉄道」と「なにわ筋線」の構想がありました。それから歳月は流れ、「大阪外環状鉄道」は、「おおさか東線」として、2019年3月16日に全線開通しました。

 「なにわ筋線」は、当初は国鉄の「湊町駅(現在のJR難波駅)」と南海高野線の「汐見橋駅」に接続する構想でした。私的には、関西で整備が必要な最重要の鉄道路線でしたが、一向に前に進みませんでした。

 しかし、2010年代に入って急に動き出しました。「インバウンド(訪日外国人旅行)」の急増や大阪府と大阪市の「府市合わせ(不幸せ)」 の解消が大きかったと思います。

 さらに驚いたのが、南海本線の「新今宮駅」をつなぐルート変更です。このルート変更を最初聞いた時には本当に驚きました。南海の「難波駅」近くの地下に「難波駅」を新設する案だったからです。

 私は、最初は「そんなの絶対に無理!」と思いましたが、実際にルートを歩いて見ると不可能ではありません。このルートを考えてた方には心から敬意を払います。

● なにわ筋線「北梅田~JR難波・南海新今宮」の鉄道事業許可!
 「関西高速鉄道」から申請されていた第三種鉄道事業及び「西日本旅客鉄道、南海電気鉄道」から申請されていた第二種鉄道事業の鉄道事業許可申請(なにわ筋線)について、鉄道事業法第3条の規定に基づき、2019年7月10日付けで申請を許可します。

 引用資料 国土交通省(2019/07/09)
 なにわ筋線「北梅田~JR難波・南海新今宮」の鉄道事業許可

 JR阪和線、南海本線を介して、西日本最大の鉄道ターミナルである梅田ターミナル、大阪市の主要鉄道ターミナルである難波ターミナル及び天王寺ターミナル、国土軸との結節点となる新大阪駅及び関西国際空港とを直結する機能を有します。

 大阪都心ならびに京阪神圏の各拠点都市と関西国際空港とのアクセス性の強化等、広域鉄道ネットワークの拡充に資する事業で、関西の最重要プロジェクトと言っても過言ではありません。

なにわ筋線の概要
◆ 建設延長-約7.2km(複線)
◆ 中間駅-(仮称)中之島駅、(仮称)西本町駅、(仮称)南海新難波駅
◆ 事業スキーム-地下高速鉄道整備事業費補助による上下分離方式
◆ 事業者-(第種鉄道事業者)関西高速鉄道、(第種鉄道事業者)西日本旅客鉄道、南海電気鉄道
◆ 事業期間-2019年度~2031年度予定
◆ 開業時期-2031年春予定
◆ 事業費-約3,300億円


Osakananiwa190712
「事業計画路線」です。


Osakananiwa190713
南海の「新今宮駅」のホームから北側を見た様子です。北側の「今宮戎駅」までの間に、「南海本線」との分岐・合流するジャンクション部分が設けられます。

 1980年代・1990年代には、到底思いもつかないルートでしたが、このルート変更によって計画が加速したとも言えます。 常識にとらわれない柔軟な思考で、本当に尊敬します。


Osakananiwa190714
先に南海の「今宮戎駅」 のホームが見えます。


Osakananiwa190715
南海の「今宮戎駅」のホームから南側を見た様子です。南側の「新今宮駅 」までの間に、「南海本線」との分岐・合流するジャンクション部分が設けられます。


Osakananiwa190716
このあたりに「南海本線」との分岐・合流するジャンクション部分が設けられ、地下の「(仮称)南海新難波駅」に向かって徐々に高さを下げて行きます。


Osakananiwa190717
先に南海の「新今宮駅 」 のホームが見えます。



|

« 都市計画道路大阪駅前1号線整備事業に伴う3層エレベーター設置工事 2019/07/08 歩行者デッキの拡張部分はやはり駐輪場??? | トップページ | 新歌舞伎座跡地 2019年12月1日に開業する「ホテルロイヤルクラシック大阪」 ほぼ全容が姿を現す! »

92 鉄道編・私鉄」カテゴリの記事

91 鉄道編・JR」カテゴリの記事