JR奈良線の高速化・複線化の第二期事業 2019/08/19 Part1・「JR藤森駅-桃山駅」間の複線化工事編
-JR西日本の奈良線の複線化事業-
JR西日本の奈良線は、第1期高速化・複線化事業として、「京都駅~JR藤森駅」間および「宇治駅~新田駅」間の複線化が2001年3月に完成しました。
続く第2期事業として、「JR藤森駅~宇治駅」間の約9.9km、「新田駅~城陽駅」間の約2.1km、「山城多賀駅~玉水駅」間の約2.0kmの合計3ヶ所(約14.0km)が複線化される予定です。全体事業費369億円(予定)です。事業費負担の内訳は、京都府補助138億円、関係市町補助138億円、JR西日本93億円となっています。
引用資料 JR西日本
奈良線第2期複線化事業 奈良線の更なる安全・安定輸送をめざし14.0kmの複線化と駅改良工事を進行中
これにより、奈良線全線34.7kmは、64%にあたる計22.2kmが複線化され、「京都駅~城陽駅」間はすべて複線となります。大和路線(関西本線)の「奈良駅~木津駅」間は複線化されているので、第2期事業が完成すると京都駅~奈良駅間で、複線化されていないのは、残り12.5kmだけとなります。
● 幹線の単線は非常に問題
「JR奈良線」は、昔はローカル線の雰囲気満載でしたが、現在は京都-奈良間の幹線となっています。しかし、単線の区間が多いため増発やスピードアップを望むのは不可能です。「近鉄奈良線」と比べると競争力が劣るのは明白です。
ダイヤに余裕が無いので、ダイヤが乱れた時には悲惨です。複線化を8月19日に撮影したのですが、ポイント故障で宇治駅以南に行けなくなりました。午後1時頃から宇治駅でずっと運転再開を待ったのですが、予定の2時を過ぎても再開されず、おまけに大雨が降ってきて、今度は大雨の影響でダイヤが乱れて、京都駅にも戻れなくなりました。
京都駅に戻るにも単線のため長時間の「信号待ち」が多発して閉口しました。JR藤森駅以北の複線区間に入ると一気にスピードアップして、信号待ちも無く、複線の有り難さを身をもって体験しました。
結局、「JR藤森駅~宇治駅」間、「新田駅~城陽駅」間、「山城多賀駅~玉水駅」間のうち「JR藤森駅~宇治駅」間しか取材できず、「新田駅~城陽駅」間と「山城多賀駅~玉水駅」間は次回に持ち越しました。時間とお金の無駄で本当に空しかったです・・・
「JR藤森駅」が見えてきました。「京都駅-JR藤森駅」間は、2001年3月に複線化が完了しています。
「JR藤森駅」のホーム南端です。ここから奈良方面に南下します。
「JR藤森駅」を過ぎると単線になります。
複線化工事の北端です。既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。
単線区間です。
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。
単線区間です。
単線区間です。
単線区間です。「防音壁」が設置されています。
奥に「桃山駅」が見えてきました。「桃山駅」の手前で複線になります。Part2は、「桃山駅-六地蔵駅」間の複線化工事編を予定しています。
| 固定リンク
« 北大阪健康医療都市(愛称:健都) ローレルスクエア健都ザ・テラス 2019年8月12日の建設状況 | トップページ | JR草津駅前 地上26階、高さ約99mの「アトラスタワー草津」 2019年8月19日の建設状況 »
「61 京都府」カテゴリの記事
- 京都駅の周辺エリア 京都市立芸術大学新キャンパス隣接地(将来活用地)の活用に係る公募の実施!(2023.03.12)
- パナソニックホールディングス 「関西文化学術研究都市」にある研究開発拠点を売却 門真市の本社エリアに集約!(2023.02.16)
- 「龍谷大学」と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に実施 七条大宮のランドマーク「黎明館」龍谷大学大宮キャンパスに誕生!(2023.01.15)
- JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業 概要・デザインが公開 2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定!(2022.12.18)
- JR向日町駅東口 地上36階、高さ128.5mの「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者を「大林組・大鉄工業JV」に決定!(2022.12.13)
「91 鉄道編・JR」カテゴリの記事
- 祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 近未来的な地下コンコース編!(2023.03.20)
- 祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 フルスクリーンホームドアがある地下ホーム編!(2023.03.19)
- JR西日本が「改良型可動式ホーム柵」の導入 今後、JR西日本が整備していく可動式ホーム柵は、「改良型」での設置を基本!(2023.02.22)
- 岡山・備後エリアに導入する新型車両(227系近郊形直流電車) 新型車両の愛称名が「Urara(うらら)」に決定!(2023.02.02)
- 超高収益企業「キーエンス」 高槻市井尻二丁目の52,373.79㎡を「三菱自動車工業」から取得 ロジスティクスセンターを建設!(2023.01.20)