« 北大阪健康医療都市(愛称:健都) ローレルスクエア健都ザ・テラス 2019年8月12日の建設状況 | トップページ | JR草津駅前 地上26階、高さ約99mの「アトラスタワー草津」 2019年8月19日の建設状況 »

2019年8月21日 (水)

JR奈良線の高速化・複線化の第二期事業 2019/08/19 Part1・「JR藤森駅-桃山駅」間の複線化工事編

Kyotonara190811
-JR西日本の奈良線の複線化事業-

 JR西日本の奈良線は、第1期高速化・複線化事業として、「京都駅~JR藤森駅」間および「宇治駅~新田駅」間の複線化が2001年3月に完成しました。

 続く第2期事業として、「JR藤森駅~宇治駅」間の約9.9km、「新田駅~城陽駅」間の約2.1km、「山城多賀駅~玉水駅」間の約2.0kmの合計3ヶ所(約14.0km)が複線化される予定です。全体事業費369億円(予定)です。事業費負担の内訳は、京都府補助138億円、関係市町補助138億円、JR西日本93億円となっています。

 引用資料 JR西日本
 奈良線第2期複線化事業 奈良線の更なる安全・安定輸送をめざし14.0kmの複線化と駅改良工事を進行中

 これにより、奈良線全線34.7kmは、64%にあたる計22.2kmが複線化され、「京都駅~城陽駅」間はすべて複線となります。大和路線(関西本線)の「奈良駅~木津駅」間は複線化されているので、第2期事業が完成すると京都駅~奈良駅間で、複線化されていないのは、残り12.5kmだけとなります。

● 幹線の単線は非常に問題
 「JR奈良線」は、昔はローカル線の雰囲気満載でしたが、現在は京都-奈良間の幹線となっています。しかし、単線の区間が多いため増発やスピードアップを望むのは不可能です。「近鉄奈良線」と比べると競争力が劣るのは明白です。

 ダイヤに余裕が無いので、ダイヤが乱れた時には悲惨です。複線化を8月19日に撮影したのですが、ポイント故障で宇治駅以南に行けなくなりました。午後1時頃から宇治駅でずっと運転再開を待ったのですが、予定の2時を過ぎても再開されず、おまけに大雨が降ってきて、今度は大雨の影響でダイヤが乱れて、京都駅にも戻れなくなりました。

 京都駅に戻るにも単線のため長時間の「信号待ち」が多発して閉口しました。JR藤森駅以北の複線区間に入ると一気にスピードアップして、信号待ちも無く、複線の有り難さを身をもって体験しました。

 結局、「JR藤森駅~宇治駅」間、「新田駅~城陽駅」間、「山城多賀駅~玉水駅」間のうち「JR藤森駅~宇治駅」間しか取材できず、「新田駅~城陽駅」間と「山城多賀駅~玉水駅」間は次回に持ち越しました。時間とお金の無駄で本当に空しかったです・・・


Kyotonara190812
「JR藤森駅」が見えてきました。「京都駅-JR藤森駅」間は、2001年3月に複線化が完了しています。


Kyotonara190813
「JR藤森駅」のホーム南端です。ここから奈良方面に南下します。


Kyotonara190814
「JR藤森駅」を過ぎると単線になります。


Kyotonara190815 
複線化工事の北端です。既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。


Kyotonara190816
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。


Kyotonara190817
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。


Kyotonara190818
単線区間です。


Kyotonara190819
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。


Kyotonara190820
既存の軌道の東側で複線化工事が行われています。


Kyotonara190821
単線区間です。


Kyotonara190822
単線区間です。


Kyotonara190823
単線区間です。「防音壁」が設置されています。


Kyotonara190824
奥に「桃山駅」が見えてきました。「桃山駅」の手前で複線になります。Part2は、「桃山駅-六地蔵駅」間の複線化工事編を予定しています。



|

« 北大阪健康医療都市(愛称:健都) ローレルスクエア健都ザ・テラス 2019年8月12日の建設状況 | トップページ | JR草津駅前 地上26階、高さ約99mの「アトラスタワー草津」 2019年8月19日の建設状況 »

61 京都府」カテゴリの記事

91 鉄道編・JR」カテゴリの記事