北大阪健康医療都市(愛称:健都) 開院した「国立循環器病研究センター」 産学連携の拠点にもなる最先端巨大病院の全容!
-北大阪健康医療都市 愛称:健都(けんと)-
旧国鉄吹田操車場跡地は、新たな都市拠点へ土地利用の転換を図るため、都市計画道路や公園・緑地、ライフラインの整備を土地区画整理事業により進めています。
「国立循環器病研究センター」や「市立吹田市民病院」の移転建て替えを控え、「国立循環器病研究センター」を中心とする医療クラスターの形成に向け、基盤整備などに取り組んでいます。
こうした経緯等を踏まえ、この地区の名称を日本語表記「北大阪健康医療都市」、英語表記「Northern Osaka Health and Biomedical Innovation Town(NohBIT)」、愛称「健都(けんと)」に決定しています。
● 国立循環器病研究センター
「国立循環器病研究センター」は、名称のとおり循環器を専門とする日本最先端の医療機関です。医療技術は非常に高く、日本国内のみならず、海外からも患者が訪れます。
「国立循環器病研究センター」は、建物の老朽化のほか、施設増設で敷地が手狭になったため移転しました。2016年8月9日に「安全祈願祭」が行われました。その後、8月20日に本体工事に着工しました。2019年4月3日に「竣工式と定礎式」が行われ、2019年7月1日に開院しました。
国立循環器病研究センターの概要
◆ 計画名-国立循環器病研究センター移転建替整備事業
◆ 所在地-大阪府吹田市岸部新町6番1号
◆ 交通-JR「岸辺」駅より約300m(連絡通路で直結)
◆ 階数-地上10階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-54.150m
◆ 敷地面積-30,585.17㎡
◆ 建築面積-19,019.21㎡
◆ 延床面積-129,881.84㎡
◆ 構造-鉄骨造(CFT柱)、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院、研究所、駐車場
◆ 病床数-550床(一般病棟432床、特定集中治療室44床、新生児特定集中治療室6床、ハイケアユニット治療室20床、脳卒中ケアユニット治療室18床、小児入院医療管理料病床30床)
◆ 診療部門-心臓血管内科部門(冠疾患科、血管科、心不全科、肺循環科、不整脈科)、心臓血管外科部門(心臓外科、血管外科)、脳血管部門(脳血管内科・脳神経内科、脳神経外科)、小児循環器科・周産期部門(小児循環器科、小児心臓外科、産婦人科部)、生活習慣病部門(腎臓・高血圧内科、糖尿病・脂質代謝内科、予防検診部)、移植部門(移植医療部)、ゲノム医療部門(臨床遺伝相談室、遺伝子検査室)、看護部、薬剤部
◆ 建築主-独立行政法人国立循環器病研究センター
◆ 設計者-(基本設計)佐藤総合計画、(実施設計)竹中工務店、日本設計
◆ 監理者-佐藤総合計画
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2016年08月09日(安全祈願祭)、2016年08月20日(着工)
◆ 竣工-2019年04月03日(竣工式と定礎式)
◆ 供用開始-2019年07月01日
◆ 落札価格-571億3200万円(税込み)
「国立循環器病研究センター」は、約270m×約80mもある巨大病院です。
引用資料 公式ホームページ
国立循環器病研究センター
JR岸辺駅の改札内コンコースから見た「国立循環器病研究センター」です。 JR「岸辺」駅より約300m(連絡通路で直結) です。
南西側の「エントランス棟」です。
中央の「病棟」です。
北東側の「研究棟」です。「オープンイノベーションセンター」も入っています。
● オープンイノベーションセンター
「国立循環器病研究センター」では、産学連携によるオープンイノベーションにより「循環器病の予防と制圧」の国際拠点を目指しています。企業等の共同研究の拠点となる「オープンイノベーションラボ」を整備し、多くの企業等との共同研究を展開します。
「VIERRA岸辺健都」から見た「国立循環器病研究センター」の全景です。
● 公共通路(デッキ)
JR岸辺駅の北口交通広場に「ペデストリアンデッキ」が整備され、「VIERRA岸辺健都」がオープンした2018年11月17日から供用開始されました(国立循環器病研究センターとの接続部分は除く)。
「公共通路(デッキ)」は「Y字型」で、「JR岸辺駅の南北自由通路、国立循環器病研究センター、VIERRA岸辺健都」の3点が結ばれました。「VIERRA岸辺健都」を経由して「市立吹田市民病院」とも結ばれています。
「国立循環器病研究センター」が2019年7月1日に開院しました。2019年7月1日以降は、これらの3拠点が、JR岸辺駅から地上に降りること無く行き来できるようになり、ペデストリアンデッキがすべて供用開始されました。
アップです。
南西側の「エントランス棟」です。
中心となる「病棟」です。
西側から見た様子です。
少し角度を変えた様子です。
道路沿いに白亜の巨大病院が、約270m延々と続いています。
北側の歩道です。
北側から見た様子です。
東側から見た様子です。
南側の歩道です。「国立循環器病研究センター」は、地震対策として「免震構造」を採用しています。そのため揺れの周期が異なる建物本体と周囲の地盤が互いに衝突しないように切り離しています。
連結部分です。
連結部分には「エキスパンションジョイント(構造物にかかる破壊的な力を伝達しないようにする継目)」を設置しています。「塀」も同じような構造になっています。
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