基準地価 「東京、大阪」の2強時代が到来か? 大阪の最高価格地点が26年ぶりに1㎡あたり2,000万円を突破して2,440万円に!
-基準地価-
「国土交通省」は、9月19日に土地取引の目安となる全国の2019年の基準地価(7月1日時点)を発表しました。商業地で最も地価が高かったのは、14年連続で東京・銀座の「明治屋銀座ビル」で、1㎡あたり4,320万円でした。前年の4,190万円から3.1%の上昇でした。
日本の地価は多くの地点で、バブル末期に最高値をつけました。バブル期には、東京で先に猛烈な地価上昇が始まり、その後に大阪が猛烈に追い上げて、バブル末期には東京の最高価格地点を大阪の最高価格地点が追い抜きそうな勢いでした。
バブルが崩壊すると一直線に猛烈な速度で下落して行きました。その間に一段と東京一極集中が加速しました。猛烈な東京一極集中により、2017年の路線価では、最高路線価が東京・銀座の鳩居堂前がバブル期を遂に超えました。
しかし、東京以外は回復のスピードが非常に鈍くて、大阪の最高価格地点は、東京の最高価格地点の約4分の1のという悲惨な状況が数年前まで続いていました。
● 大阪の最高価格地点が26年ぶりに2,000万円を突破!
しかし、「インバウンド(訪日外国人旅行)」の急増で状況が一変しています。大阪市内の2地点で26年ぶりとなる1㎡あたり2,000万円を突破しました。
大阪市で1番目は、大阪ミナミの「住友商事心斎橋ビル」です。1㎡あたり2,440万円で、前年の1,680万円から45.2%上昇しています。2番目は、大阪駅前の「グランフロント大阪南館」の2,170万円で、前年の1,620万円から34.0%上昇しています。
大阪市の商業地が2,000万円台となったのは1993年の梅田の「ナビオ阪急(現:HEPナビオ)」以来です。ピークだった1990年と1991年の3,600万円の67.7%まで回復したことになります。
数年前まで「大阪市、名古屋市、横浜市」は、どんぐりの背比べのような地価でしたが、最近になって大阪市の上昇が際立ってきました。東京にはまだまだ圧倒的な差をつけられていますが、2番手集団から完全に抜け出ました。バブル期のような地価2強時代が再びやってくるかも知れません。
2019年の基準地価(1㎡あたり)
東京都(主要5区最高地点抜粋)
中央区・銀座 明治屋銀座ビル-4,320万円(前年比+3.1%)
千代田区・丸の内 新東京ビル-2,720万円(前年比+3.4%)
千代田区・大手町 KDDI大手町ビル-2,600万円(前年比+3.6%)
港区・北青山 入来ビル-2,660万円(前年比+3.5%)
新宿区・西新宿 晴花ビル-2,010万円(前年比+5.8%)
渋谷区・道玄坂 関口ビル-1,530万円(前年比+17.7%)
大阪市
1番目(住友商事心斎橋ビル)-2,440万円(前年比+45.2%)
2番目(グランフロント大阪南館)-2,170万円(前年比+34.0%)
3番目(梅田の大阪第一生命ビル)-1,500万円(前年比+33.9%)
名古屋市
1番目(大名古屋ビルヂング)-1,750万円(前年比+8.0%)
2番目(名古屋駅前の第3堀内ビル)-1,070万円(前年比+5.9%)
横浜市
1番目(横浜駅西口の横浜モアーズ)-1,450万円(前年比+11.5%)
福岡市
1番目(中央区天神の天神木村家ビル)-770万円(前年比+24.2%)
(注意) 上記の数値は「国土交通省」が公開した全国の基準地価のPDF資料を元に調べました。ビル名は住所から推測しているので間違っている可能性があります。
住友商事心斎橋ビル
写真右側の「H&M戎橋店」が入っているビルが、商業地の地価が大阪市内1位の「住友商事心斎橋ビル」です。1㎡あたり2,440万円で、前年の1,680万円から45.2%上昇しています。
このビルは、「キリンプラザ大阪」の跡地に建設されました。「住友商事」が2019年4月に「クリサス・リテール・トラスト」から取得し「住友商事心斎橋ビル」となっています。購入額は約208億円とみられます。
グランフロント大阪南館
商業地の地価が大阪市内2位の「グランフロント大阪南館」です。1㎡あたり2,170万円で、前年の1,620万円から34.0%上昇しています。それにしても大阪駅の裏側だった場所が、大阪キタで最も地価が高くなるとはちょっと前までは想像も出来ませんでした。
大名古屋ビルヂング
商業地の地価が名古屋市内1位の「大名古屋ビルヂング」です。1㎡あたり1,750万円で、前年の1,620万円から8.0%上昇しています。
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