2019年10月30日に開業 世界的なラグジュアリーホテル「パーク ハイアット 京都」 2019/09/06 和風の素晴らしい外観に感動!
-パーク ハイアット 京都-
京都市東山区で料亭「山荘京大和」を運営する「京大和」と「竹中工務店」は、「山荘京大和」敷地内にホテルを新たに建設することで合意し、計画に着手しました。
「山荘京大和」は改築のうえ、引き続き「京大和」が料亭営業を継続します。「竹中工務店」は敷地を借地のうえ、70室の高級ホテルを建築・所有する計画です。料亭とホテルが同居する珍しい形態となります。
高級ホテル部分は、ハイアット ホテルズ コーポレーションの関連会社であるハイアット インターナショナル アジアパシフィック リミテッドと運営委託契約を締結し、「パーク ハイアット 京都」として開業することが決定しています。
計画名は「京都東山計画」もしくは「(仮称)京都東山ホテル」です。世界的なラグジュアリーホテルの要素を取り入れながら、「二寧坂」に面した街並みや周辺との景観に配慮した低層建築とするとともに、歴史的建築物や庭園などは保存・復元し、常に伝統と新しい文化を融合させてきた京都らしさを取り入れたホテル・料亭とする計画です。
「パークハイアット」の展開は国内では「パーク ハイアット 東京(新宿)」のみで、西日本は初めてとなります。訪日客の富裕層などを取り込みます。
● 2019年10月30日に開業!
「パーク ハイアット 京都」の開業は2019年10月30日の予定です。高台寺に隣接し二寧坂に面する「パーク ハイアット 京都」は、世界文化遺産に指定されている「清水寺」や隣接する「高台寺」はもちろん八坂神社や祇園も徒歩圏内で、東山に抱かれたホテルは京都の街と八坂の塔を同時に望む絶好のロケーションです。
公式ホームページ
パーク ハイアット 京都(Park Hyatt Kyoto)
パーク ハイアット 京都の概要
◆ 計画名-「京都東山計画」もしくは「(仮称)京都東山ホテル」
◆ 所在地-京都府京都市東山区高台寺桝屋町360
◆ 階数-地上2階、地下4階
◆ 高さ-最高部9.511m、軒高9.511m
◆ 敷地面積-8,796.47㎡(施設全体)
◆ 建築面積-3,157.72㎡
◆ 延床面積-13,490.53㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-70室(スイートルーム9室)
◆ 建築主-竹中工務店
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ インテリア設計-tonychi and associates・竹中工務店の共同設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2017年03月14日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2019年09月30日予定(労災保険関係成立票より)
◆ 開業-2019年10月30日予定
「二寧坂」と「維新の道」が交差する観光地としては抜群の好立地です。この夏は京都に合計4回も取材に行きました。
北西側から見た様子です。
アップです。
最近建設された京都の高級ホテルに共通する大きなガラス窓です。
敷地北側が「京都霊山護国神社」の参道に接します。この道は「維新の道」と呼ばれています。
かなりの急傾斜地に建設しています。
「鉄筋コンクリート造」の塀なので、泥土をつき固めて作った「築地塀(ついじべい)」ではありませんが、築地塀風のいい感じに仕上がっています。
振り返ると「八坂の塔(法観寺)」が見えます。
「維新の道」沿いの最高部(東端)です。
西側の「二寧坂」側のエントランスです。
周辺との景観に配慮した低層建築となっています。かなりの傾斜地に建設されているので、建築基準法上では、地上2階、地下4階と地下階の方が多い構造になっています。
敷地西側が「二寧坂」に接している部分です。既存の「二寧坂」沿いの建物群と同化して違和感が全くありません。
観光に来たと思われるおばあさんが、警備員に「この建物は何ですか?」と質問していました。「パーク ハイアット 京都です。」と答えると「京都らしい素晴らしい建物ですね!」と感動しきりでした。私も全く同感でした。
西側の「二寧坂」に接している部分を南側から見た様子です。「二寧坂」沿いの仕上がりは特に感動しました。
南西側から見た様子です。
南側の築地塀風の塀です。
敷地の南側の道路です。再舗装されてメチャメチャ奇麗になりました。「電線類地中化」も同時に行われたら完璧だったのですが・・・
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