名古屋市 事業費最大2,000億円で再開発! 解体工事が行われている栄の百貨店「丸栄」 2019年9月4日の状況
-丸栄-
名古屋・栄の百貨店「丸栄」が、2018年6月30日に閉店しました。親会社の「興和」は、周辺で所有する「栄町ビル、ニューサカエビル」の2棟とともに一体開発する考えです。事業費は最大2,000億円程度とされています。
「丸栄」は外商の営業を続け、会社も存続します。ただし、1953年に建てられた「本館」は耐震性に問題があるため、2018年11月から建物の解体に着工しました。
● 名古屋の百貨店「4M」の1つ
「ジェイアール名古屋タカシマヤ」が開業するまで、名古屋の百貨店は「4M(松坂屋、三越、名鉄、丸栄」と言われていました。ちなみに「名古屋三越」は、1980年まで「オリエンタル中村」と言う名称でした。
「丸栄」は、前身の呉服店を含めて約400年の伝統を誇った老舗です。バブル末期の1992年2月期には売上高が過去最高の825億円を記録しました。
バブル崩壊後は売上高が25期連続の右肩下がりが続き、2017年2月期は168億円と最盛期の約5分の1まで減りました。2017年には名古屋に本社を置く「興和」の完全子会社となりました。
「丸栄」の解体工事の現場を北西側から見た様子です。2018年11月12日から建物の解体作業が始まっているようです。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2018年10月1日~2020年4月30日(予定)となっていました。「清水建設」の施工で解体工事が行われています。
「広小路通」を挟んだ北側も再開発される予定です。
北側の街区を南西側から見た様子です。正面に見えるのは「栄町ビル」です。
北側の街区を北西側から見た様子です。正面に見えるのは「栄町ビル」です。この部分は「名古屋国際ホテル」となっています。
北側の街区を北東側から見た様子です。
北側の街区を南東側から見た様子です。写真の右端が「ニューサカエビル」、左端が「栄町ビル」です。間に別のビルが挟まっています。
当初は、2027年の完成をメドにしていましたが、一部地権者との交渉が難航しているため完成が遅れるようです。地権者と合意しないと敷地形状が「凹」状になっていまします。
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