« 阪神甲子園球場ボールパーク化計画 Part2・阪神甲子園駅前約100mの「タイガースロード」 2019年10月24日の建設状況 | トップページ | 阪神甲子園球場ボールパーク化計画 Part3・再植栽から10年経過した「阪神甲子園球場のツタの壁」 完成度はまだ3割くらい »

2019年10月27日 (日)

120人乗っても大丈夫! 「日野自動車」と「「いすゞ自動車」が国産初の連節バスを発売 関西に「BRT(バス高速輸送システム)」が普及するかも?

Isuzuergaduo191011
-BRT(バス高速輸送システム)-

 「インバウンド(訪日外国人旅行)」の急増で、 「観光公害(オーバーツーリズム)」という用語を最近よく耳にするようになりました。しかし、それは日本で一番目に外国人観光客が多い「東京」や二番目に多い「大阪」では無く、3番目に多い「京都」です。

 「東京」や「大阪」は、JR・私鉄・地下鉄などの鉄道網が網の目のように発達していて、急増した外国人観光客の移動にも余裕を持って対応出来ています。しかし、京都は鉄道空白地帯が非常に多いです。鉄道空白地帯はバスで移動するしかありません。バスに大きな荷物を持った大勢の観光客が乗ってしまうと、普段の生活でバスを使って通勤、通学している人の妨げになってしまいます。

 魅力的な観光地の宝庫である京都市は今後も間違いなく外国人観光客が増え続けます。「京都市」は地下鉄を建設するにも「京都市交通局 」は赤字で新線を建設する余裕がありません。それに文化財の宝庫の京都市は、地下にいろいろ埋まっていて新線の建設は困難を極めます。

 「LRT(ライトレール・トランジット)」を建設にも道路の狭い京都市では難しいです。私は京都市には「BRT(バス高速輸送システム)」が最適だと思っています。トイレや待合室を備えた、明るくてスマートな本格的な「駅」を整備した「BRT(バス高速輸送システム)」の登場に期待したいです。

● 今まで国産の連節バスが無かった
 国内を走る連節バスは、ドイツの「メルセデス・ベンツ」などの海外製品を輸入したものです。日本の道路事情に合わせて改造するため時間がかかるほか、整備や部品交換などで不便も多く「BRT(バス高速輸送システム)」の普及が遅れる大きな原因になっていす。日本製の連節バスを作ってほしいという要望が多くありました。


Isuzuergaduo191012
ハイブリッド連節バス「ERGA DUO」
 「日野自動車」と「いすゞ自動車」は、2019年5月27日、2両の車体がつながった「連節バス」の販売を始めました。日本企業による連節バスの開発は初めてです。一般的な路線バスの1.5倍となる120人の乗客が輸送可能となります。

 「日野自動車」と「いすゞ自動車」は、2004年にバス事業を統合し、路線バスと観光バスを共同開発してきました。今回の連節バスはもともと「いすゞ自動車」の工場だった宇都宮事業所で製造します。

 「日野自動車」と「いすゞ自動車」は別々の名称で販売しています。「日野自動車」は「日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス」、「いすゞ自動車」は「エルガデュオ(連節バス)」です。「エルガデュオ」の価格は、東京地区希望小売価格で、 87,800,000円(消費税抜)となっています。 

 引用資料 いすゞ自動車
 エルガデュオ(連節バス)

 公式ホームページ 日野自動車
 日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス


Isuzuergaduo191013
「エルガデュオ(連節バス)」です。日本の道路事情を考慮した車両寸法とし、連節部分は蛇腹状になっており、カーブでもスムーズに曲がれる設計になっています。


Isuzuergaduo191014
全長約18m

 「エルガデュオ(連節バス)」は全長約18m(17,990mm)です。ちなみに一般的な大型バスの全長は約11mです。


Isuzuergaduo191015
大量輸送の実現

 「エルガデュオ(連節バス)」の定員は120名(標準仕様最大値)です。朝夕時間帯に利用客が集中する通勤通学ラッシュ時や一日を通して利用客が多い観光地での大量輸送が可能です。



|

« 阪神甲子園球場ボールパーク化計画 Part2・阪神甲子園駅前約100mの「タイガースロード」 2019年10月24日の建設状況 | トップページ | 阪神甲子園球場ボールパーク化計画 Part3・再植栽から10年経過した「阪神甲子園球場のツタの壁」 完成度はまだ3割くらい »

61 京都府」カテゴリの記事