京都・祇園 「帝国ホテル」が、国の登録有形文化財の「弥栄会館」を活用した新規ホテル計画 協議開始に関わる基本合意書を締結!
-祇園甲部-
現在、京都には「祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東」の5つの花街があり、これを総称して「五花街(ごかがい)」と呼んでいます。「花見小路通」の東側には、祇園甲部の本拠地である「祇園甲部歌舞練場」があります。
● 弥栄会館(やさかかいかん)
「帝国ホテル」は、祇園甲部歌舞練場敷地内の「弥栄会館」を活用した新規ホテル計画について、検討および協議を開始することに関する基本合意書を、「学校法人八坂女紅場学園」との間で締結しました。
帝国ホテル ニュースリリース(2019/10/09)
「弥栄会館」を活用した新規ホテル計画の検討および協議開始に関わる基本合意書を締結
計画地は、京都市東山区祇園町南側の、現在、学校法人八坂女紅場学園が所有する祇園甲部歌舞練場敷地内の「弥栄会館」です。祇園は、京都を象徴する場所のひとつであり、伝統とおもてなし文化が凝縮された特別な場所です。
「弥栄会館」は、1936年に竣工した和風意匠の伝統を巧みに織り込んだ名建築で、歴史と伝統あるお茶屋の家並みと共に一帯の景観を形成し、京都市の歴史的風致形成建造物に指定されています。
近年は建物の老朽化や耐震性の問題により、本来の用途である劇場を含む大部分が使用されなくなっています。「帝国ホテル」としても、貴重なレガシーを継承しつつ、新たな息吹をもたらし未来に貢献する事業は、社会的にも意義があると考えています。
弥栄会館(やさかかいかん)
「弥栄会館(やさかかいかん)」です。地上5階、地下1階、鉄骨鉄筋コンクリート造で、「大林組」の施工により、1936年に竣工しました。
「弥栄会館」は、国の登録有形文化財となっています。
西側から見た様子です。
祇園甲部歌舞練場
「弥栄会館」と「祇園甲部歌舞練場」は同一敷地内にあります。「祇園甲部歌舞練場は、祇園甲部の本拠地です。
花見小路通(はなみこうじどおり)
「弥栄会館」の西側は、京都・祇園の南北のメインストリート「花見小路通」です。北は三条通から南は安井北門通までの約1kmです。特に「四条通」の南側は、電線類地中化および石畳の整備が完成しており、非常に情緒ある町並みとなっています。
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