国内最大店舗の「ルイ・ヴィトン 御堂筋店」 2019/10/28 「ヨットの帆」のような非常に斬新なデザインの外観が一部姿を現す!
-ルイ・ヴィトン 御堂筋店-
永らく閉鎖されていた心斎橋の「ルイ・ヴィトン」の仮店舗跡が解体さました。この土地は、リーマンショック前のプチバブル期にみずほ銀行心斎橋支店跡を「ルイ・ヴィトン」が100億円で購入したとして、大変話題になった場所です。跡地には「(仮称)大阪Mプロジェクト」が建設中です。
「ルイ・ヴィトン」は、ブランド価値を維持するために都市ごとの店舗数は基本的には増やしません。ここ数年は日本の店舗数はほとんど変化していません。
都市別(2019年10月29日現在)では、東京都23区が一番多く13店舗、東京都内には更に立川市にあります。続いて大阪市が6店舗(阪急梅田店の2階と5階を1店舗としてカウント)、名古屋市が4店舗、福岡市が3店舗(福岡県は4店舗)となっています。3店舗以上あるのは4都市のみです。
ちなみに大阪市の6店舗は、「(1)ルイ・ヴィトン 阪急梅田店(2階と5階)、(2)ルイ・ヴィトン 阪急メンズ店、(3)ルイ・ヴィトン 大阪ヒルトンプラザ店、(4)ルイ・ヴィトン 大阪心斎橋店、(5)ルイ・ヴィトン 大阪髙島屋店、(6)ルイ・ヴィトン 近鉄阿倍野店」です。
● 国内最大店舗&世界初カフェ&レストラン併設
店舗名は、「ルイ・ヴィトン 御堂筋店」になります。国内最大の広さを誇る店舗として2020年初頭にオープンします。建物のファサードはこれまでも国内外のルイ・ヴィトン店舗を手掛けてきた「青木淳氏」が担当し、店舗内装は世界的なブランドの建築設計で知られるニューヨークの建築家、「ピーター・マリノ氏」がデザインします。
多層階で構成される店内では、ルイ・ヴィトンの製品をフルラインナップで展開します。メンズとウィメンズのウェアやシューズ、アクセサリーをはじめ、トラベルラゲージやフレグランスまで、幅広いアイテムを取り扱います。
最上階には、東京のレストラン「SUGALABO」のオーナーシェフ「須賀洋介氏」によるカフェ&レストランを併設します。ルイ・ヴィトンの店舗ビルにカフェ&レストランが併設されるのは、今回が初となります。
ルイ・ヴィトン 御堂筋店の概要
◆ 所在地-(仮称)大阪Mプロジェクト
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区心斎橋筋二丁目1番他(地名地番)
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 高さ-36.55m
◆ 敷地面積-748.77㎡
◆ 建築面積-640.77㎡
◆ 延床面積-4,182.22㎡(容積対象面積3,814.77㎡)
◆ 店舗面積-約1,250㎡(大規模小売店舗立地法 届出書縦覧一覧より)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-物販店舗、飲食店、展示場、駐車場
◆ 建築主-ルイ・ヴィトン ジャパン
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2018年06月01日
◆ 竣工-2019年12月31日予定(労災保険関係成立票より)
◆ オープン-2020年01月15日予定
「(仮称)大阪Mプロジェクト」の建設現場を南西側から見た様子です。
● ティファニーの買収交渉
高級ブランドの「ルイ・ヴィトン」などを傘下に持つフランスの巨大複合企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」は、アメリカの宝飾ブランド「ティファニー」を買収する方向で交渉していることを明らかにしました。買収金額は、日本円で1兆5000億円を超えると見られます。
ちなみに「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ ヴィトン)」の2019年10月28日終値での時価総額は1,934.04億ユーロ(約23.4兆円)です。日本1位のトヨタ自動車の約24.4兆円に匹敵します。1兆5000億円くらいの資金は余裕で出せます。
西側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
南側の外壁が姿を現しています。
この地域のランドマークになるような素晴らしいデザインなのに、それを打ち消す「電柱」と「電線」がなんとも残念です・・・
南西側から見上げた様子です。
「LOUIS VUITTON」のロゴの一部「ITTON」です(笑)。
「ヨットの帆」のような非常に斬新なデザインです。
南東側から見上げた様子です。
建築計画のお知らせの「立面図」です。
建築計画のお知らせの「配置図」です。
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