「大阪府立大学」と「大阪市立大学」の統合計画 Part2・新大学基本構想 学部は? キャンパスは? 入学定員は?
-新大学基本構想-
「大阪府立大学」と「大阪市立大学」の統合計画で、2019年4月設立の「公立大学法人大阪」は、これまでの提言や計画等を踏まえ、統合後の新大学の教育研究組織などを、大阪府・大阪市と連携をはかりながら検討を進めてきました。
これまでの「新大学ビジョン」、「『新・公立大学』大阪モデル(基本構想)」及び4者TF報告書「新たな公立大学としての2つの機能・戦略領域」を、さらに具体的な内容とし、2022年4月の開学に向けて「新大学基本構想」としてとりまとめました。
引用資料 公立大学法人大阪(PDF:2019/08/27)
新大学基本構想
新大学の教育研究組織
新大学では、両大学の同種の分野を集約することを基本とした上で、新たに情報学研究科を設置するとともに、「農学部・研究科、獣医学部・研究科、看護学部・研究科」を独立します。主要国立大学に匹敵する公立の総合大学となります。旧帝大クラスと比べても無いのは「歯学部、薬学部」くらいです。
● 獣医学部が独立
「生命環境科学域」の「獣医学類」から新大学で「獣医学部」が独立します。「獣医学部」は、公立大学かつ関西圏唯一の獣医師養成課程を設置します。「京都大学、大阪大学、神戸大学」にも「獣医学部」は無いので大変貴重です。
国内における獣医系大学は、国立大学法人10、公立大学法人1(大阪府立大学)、私立5の16大学しかありません。総定員は1,000人に満たないため入学試験の難易度は極めて高いです。
連携型タウンキャンパス
「梅田サテライト」を含めると6ヶ所の典型的な「タコ足大学」になります。まあ最初はしかたありませんが、「タコ足大学」の解消に努めて欲しいです。
教育組織とキャンパスの関係
「新キャンパス(第1期)」は、2025年度を予定しています。第1期の2025年度の時点では、「森之宮(都心メインキャンパス)」は、「基幹教育、文学、リハビリ学、生活科学」ですが、最終的には文系はすべて「森之宮(都心メインキャンパス)」に統合されると私は予想しています。
学部入学定員数(国公立大学3位)
「学部入学定員」は、国公立大学3位になります。新大学の規模は現状と同規模(学生数約16,000人、教員数約1,400人)で、これまで以上に多様な人材によるシナジー効果が期待されます。ちなみに学生数約16,000人は、学部学生数と大学院学生数の合計です。
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