リーマンショック前に幻の超高層ビル「(仮称)長堀橋ビル」を計画 歳月は流れ、敷地を2分割して南側に「大阪厚生信用金庫新本店ビル」を建設中!

-アルテビル長堀橋の跡地-
今から10年以上前に堺筋にあった「アルテビル長堀橋」の解体されました。「アルテビル長堀橋」は、「高島屋大阪長堀店」→「丸善石油本社ビル」→「白水ビル」→「アルテビル長堀橋」と名称を変えていきました。
高島屋がこんなところに? と疑問が生じそうですが、今でこそ大阪のメインストリートは「御堂筋」ですが、現在の滑走路のような立派な道路になったのは1937年です。それまでは狭い普通の道でした。
それまでは、大阪のメインストリートは堺筋でした。その証拠に北浜の「三越」、長堀橋の「高島屋」、日本橋の「松坂屋(現在の高島屋東別館・シタディーンなんば大阪)」など、堺筋沿いに有名な百貨店が集中していました。
若い方は「丸善石油? 何それ?」という感じだと思います。丸善石油は1986年に大協石油と合併して、「コスモ石油」になってしまったため名称が消滅しました。合併前は大阪に本社のある唯一の大手石油会社でした。
「アルテビル長堀橋」の跡地には、地上25階、地下1階、建築物の高さ100.7m、延床面積71,370.95㎡の超高層複合ビル「(仮称)長堀橋ビル」が計画されていましたが、リーマンショックで計画が頓挫してしまいました。
● 大阪厚生信用金庫新本店ビル
その後、10年間以上開発される事はありませんでしたが、敷地が2分割されて、南側に 地上14階、塔屋2階、地下2階、高さ79.843m、延床面積14,409.90㎡の「大阪厚生信用金庫新本店ビル」が建設されています。北側は家具量販大手の「ニトリ」が取得しています。
大阪厚生信用金庫新本店ビルの概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区島之内一丁目3番13(地番)
◆ 階数-地上14階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-79.843m
◆ 敷地面積-1,488.59㎡
◆ 建築面積-979.10㎡
◆ 延床面積-14,409.90㎡(容積対象面積11,951.24㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス
◆ 建築主-大阪厚生信用金庫
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2019年07月01日
◆ 竣工-2021年09月30日予定
「大阪厚生信用金庫新本店ビル」の建設現場を南西側から見た様子です。
ゲートが開いていました。
「大阪厚生信用金庫新本店ビル」の建設現場を北東側から見た様子です。
街区を北東側から見た様子です。
街区が2分割されて、北側は家具量販大手の「ニトリ」が取得しています。現在は暫定的に「タイムズ長堀橋南」となっています。
「大阪厚生信用金庫新本店ビル」の建築計画のお知らせです。
建築計画のお知らせの「立面図」です。
建築計画のお知らせの「配置図」です。
(仮称)長堀橋ビル
この敷地には、リーマンショック前には、「(仮称)長堀橋ビル」が計画されていました。「建設計画の概要」は今から10年以上前の2008年7月15日に掲示されたものです。敷地が分割されることなく一体的な開発でした。
地上25階、地下1階、建築物の高さ100.7m、延床面積71,370.95㎡の超高層ビルでした。高さ100.7mですが、塔屋を立面図を拡大して図ると約6mあり、最高部は106m~107mくらいありました。
リーマンショックで計画は頓挫しました。リーマンショックでは日本中でいろいろな計画が頓挫しましたが、私の中では最もショックだったプロジェクトの1つです。
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