北陸新幹線の「京都駅」は大深度地下の相対式2面2線の可能性 「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」がイメージを公表!
-北陸新幹線(敦賀・新大阪間)環境影響評価方法書-
「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」は11月26日に、「北陸新幹線(敦賀・新大阪間)環境影響評価方法書」を公表しました。新たに「トンネル区間」と「明かり区間」の区割りが示されており、全体の8割がトンネル構造となります。
北陸新幹線敦賀・新大阪間は、敦賀駅から新大阪駅までの140㎞を結びます。現時点では具体的なルート案が決まっておらず、幅を持ったルート帯にとどまっています。
駅は、敦賀駅、新大阪駅のほか、小浜市(東小浜)付近、京都駅、京田辺市(松井山手)付近に設置する計画です。最高設計速度は時速260km、最小曲線半径は基本4,000mとなります。
● 京都駅は大深度地下の相対式2面2線の可能性!
「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」は、「北陸新幹線(敦賀・新大阪間)環境影響評価方法書」の中で「京都府内」につくる2駅のイメージを公表しました。京都駅と京田辺市(松井山手)付近の途中駅は、共に相対式2面2線を想定しています。
引用資料 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(2019/11/26)
北陸新幹線(敦賀・新大阪間)環境影響評価方法書【京都府】
「京都駅」は、現在の京都駅付近の地下に設置します。すでに市街地化されている部分を通ることから地下駅になり、東海道新幹線や在来線、地下鉄烏丸線、観光地へのアクセス路線バス、観光バスとの乗り継ぎを考慮したかたちになります。
京都駅付近は、京都市中心市街地は回避し、可能な限り道路など公共用地の下の活用を考慮しています。必要に応じて「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」の活用も検討していきます。
京田辺市(松井山手)付近を想定している地上駅
京田辺市(松井山手)付近を想定している「地上駅のイメージ(2面2線の場合)」です。「京都駅」と「新大阪駅」の間の途中駅になる予定の京田辺市(松井山手)付近は、高速走行できるようなるべく直線にし、乗り継ぎを考慮した位置で計画しています。
「山岳トンネル(複線断面の場合)」です。幅約10mとなります。
「都市トンネル(複線断面の場合)」です。幅約10m~13mとなります。
「高架橋のイメージ」です。幅約12mとなります。
「概略の路線(敦賀・新大阪間)」です。現時点では具体的なルート案が決まっておらず、幅を持ったルート帯にとどまっています。
「対象事業実施区域(京都府)」です。現時点では具体的なルート案が決まっておらず、幅を持ったルート帯にとどまっています。
| 固定リンク
« (仮称)堂島ホテル建替計画 マリオット・インターナショナルが展開する「Aloft 大阪堂島(仮称)」 2019年11月26日の建設状況 | トップページ | 「パレスホテル」が進出 (仮称)堂島浜プロジェクト 2019年11月26日の建設状況 »
「61 京都府」カテゴリの記事
- 京都駅の周辺エリア 京都市立芸術大学新キャンパス隣接地(将来活用地)の活用に係る公募の実施!(2023.03.12)
- パナソニックホールディングス 「関西文化学術研究都市」にある研究開発拠点を売却 門真市の本社エリアに集約!(2023.02.16)
- 「龍谷大学」と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に実施 七条大宮のランドマーク「黎明館」龍谷大学大宮キャンパスに誕生!(2023.01.15)
- JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業 概要・デザインが公開 2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定!(2022.12.18)
- JR向日町駅東口 地上36階、高さ128.5mの「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者を「大林組・大鉄工業JV」に決定!(2022.12.13)
「91 鉄道編・JR」カテゴリの記事
- 祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 近未来的な地下コンコース編!(2023.03.20)
- 祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 フルスクリーンホームドアがある地下ホーム編!(2023.03.19)
- JR西日本が「改良型可動式ホーム柵」の導入 今後、JR西日本が整備していく可動式ホーム柵は、「改良型」での設置を基本!(2023.02.22)
- 岡山・備後エリアに導入する新型車両(227系近郊形直流電車) 新型車両の愛称名が「Urara(うらら)」に決定!(2023.02.02)
- 超高収益企業「キーエンス」 高槻市井尻二丁目の52,373.79㎡を「三菱自動車工業」から取得 ロジスティクスセンターを建設!(2023.01.20)