うめきた2期区域基盤整備 JR東海道線支線地下化・新駅設置工事 Part1・北1工区 2019年11月5日の建設状況
-JR東海道線支線地下化・新駅設置工事-
大阪市とJR西日本がうめきた2期区域(北区)の基盤整備に合わせて行う東海道線支線の「JR東海道線支線地下化・新駅設置工事(約2,400m)」が、2016年10月28日に全工区で着工しました。総事業費は約690億円で、新駅の開業は2023年3月を予定しています。
区間別の構造概要と工事の進め方
大阪市が事業主体となって行う地下化(連続立体交差事業)の工事延長は、北区豊崎六丁目から福島区福島七丁目に至る約2,400mで、途中、ボトルネック踏切1ヶ所(西梅田1番踏切)の除却や既設交差道路の改良(2ヶカ所)などにより、踏切事故の解消や道路交通の円滑化、市街地の分断解消をが図られます。
引用資料 大阪市・公式ホームページ
JR東海道線支線地下化事業
工区割図
「北1工区~南2工区」までの工区割図です。
各工区の施工者
◆ 北1工区-奥村組・鉄建建設JV
◆ 北2工区-錢高組・西松建設JV、
◆ 北3工区-鴻池組・前田建設工業JV
◆ 駅部工区-大鉄工業・清水建設JV
◆ 南1工区-大林組・淺沼組JV
◆ 南2工区-大成建設・大鉄工業JV
北1工区の工区位置図と施工ステップ
「北1工区」の工区位置図と施工ステップです。「梅田貨物線」の現在線を仮線に切り替えて、現在線跡地に「地下函体」を構築します。
北1工区
梅田スカイビルの「空中庭園展望台」から見た「北1工区」です。「北1工区」は、「奥村組・鉄建建設JV」の施工により行われています。
梅田スカイビルの「空中庭園展望台」に行ったのは、2018年12月4日以来だったので実に11ヶ月ぶりでした。「北1工区」の取材も11ヶ月ぶりです。
11ヶ月間もブランクがあったので光景が一変していました。「梅田貨物線」を東側の「仮線」に移設が終わり、跡地で「地下函体」を構築する工事が本格化していました。
「阪急電鉄」と「国道176号」の高架橋から北側が「北1工区」です。高架橋の直下も「北1工区」になります。
「阪急電鉄」と「国道176号」の高架橋のすぐ北側です。
更に北側です。東側に「仮線」の軌道の整備が行われ「仮線」に移行しています。こんな立派な軌道ですが、「仮線」なので最終的には撤去されます。
更に北側です。「仮線」の西側では、「地下函体」を構築する工事が行われています。まだ掘削する前の段階なので、本設の「地下函体」が姿を現すのはかなり先になりそうです。
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