京都・烏丸御池の生まれ変わる「新風館」 「エースホテル(ACE HOTEL)」が日本初進出 2019年12月21日の建設状況
-新風館-
京都市登録有形文化財第1号に登録されている。烏丸御池の複合商業施設「新風館」は、2016年3月27日をもって閉館しました。「新風館」は、1926年に竣工し、1931年に増築された「京都中央電話局」が原形です。2001年1月26日に商業施設として開業しました。
「NTT都市開発」は、京都市登録有形文化財に登録されている旧京都中央電話局の洋館を残しながら、新たに213室のホテルを開発します。
計画名は「(仮称)新風館再開発計画」で、洋館の東側に地上7階、地下2階の建物を新設します。増築部だけでなく、洋館の下も地下2階に変更します。地下部と地上1階に店舗や駐車場を集約し、2階より上はホテル機能として使用します。
● エースホテル京都
「NTT都市開発」は、「新風館再開発計画」について、「エースホテル(本社:米国ニューヨーク州)」とホテル運営委託契約を締結しました。「エースホテル京都」の出店が決定し、開業は商業施設との同時の2020年春を予定しています。
引用資料 NTT都市開発(2018/04/06)
京都「新風館再開発計画」のホテルブランドが決定 世界のホテルの新潮流『エースホテル』が日本初進出 2019年末、京都に新風を吹き込むカルチャー発信型ホテルが誕生隈研吾氏が施設の建築デザインを監修
「エースホテル(ACE HOTEL)」は、1999年にアメリカ・シアトルで最初のホテルをオープンしました。「エースホテル京都」は、日本、またアジアでの初出店となります。
● 施設名称は新風館
「新風館再開発計画」において、施設名称を「新風館」とし、出店テナントなどの施設構成概要を決定しました。京都ならではの店舗に加え、関西初出店、京都初出店、新業態の店舗など20店舗が出店する予定です。
NTT都市開発(2019/11/13)
2020年春開業の複合施設「新風館」出店テナント決定
新風館の概要
◆ 所在地-(仮称)新風館再開発計画
◆ 所在地-京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2外 他
◆ 交通-京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅徒歩1分
◆ 階数-地上7階、地下2階
◆ 高さ-最高部約35m、軒高約31m
◆ 敷地面積-6,384.73㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約25,677㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、飲食店、物品販売業を営む店舗、自動車車庫
◆ 客室数-213室
◆ 店舗面積-約2,300㎡(B1及び1F)、20店舗
◆ 建築主-NTT都市開発
◆ 設計者・監理者-NTTファシリティーズ
◆ デザイン監修-隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2016年03月28日~2016年06月30日
◆ 着工-2017年10月02日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2019年09月30日予定(当初計画)
◆ オープン-2020年春予定
北西側上空から見たイメージパースです。
南東側の「東洞院通側エントランス」のイメージパースです。
「中庭」のイメージパースです。
「新風館再開発計画 フロア構成」です。都市営地下鉄「烏丸御池駅」と地下2階で直結します。地下接続に伴う設計、工事は、NTT都市開発が行い、費用も全額負担します。
「新風館再開発計画」の建設現場を北西側から見た様子です。京都市登録有形文化財に登録されている「旧京都中央電話局」の洋館は残されます。
街区を南西側から見た様子です。
増築部を北西側から見た様子です。
増築部の下層階を北西側から見た様子です。
増築部の下層階を北東側から見た様子です。
「新国立競技場」でも話題となりましたが、建築家の「隈研吾氏」は、木材を生かしたデザインが多いです。
増築部を北東側から引いて見た様子です。
増築部を北東側から見た様子です。
増築部を東側から見た様子です。
増築部を南東側から見た様子です。
特徴的なデザインの上部です。
増築部を南東側から引いて見た様子です。東側は「東洞院通」に面しています。
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