JR西日本 三宮ターミナルビル撤去他工事 2019/12/03 新駅ビルは「船頭多くして船山に上る」の様相
-三宮ターミナルビル撤去他工事-
「三宮ターミナルビル」は、神戸ポートアイランド博覧会に合わせて1981年3月に開業しました。「三宮ターミナルビル」は、超高層複合ビルに建て替えるために2018年3月末に閉館しました。現在は解体工事が本格的に行われています。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2018年9月25日~2010年5月31日(予定)です。
● 船頭多くして船山に上る
12月1日付で就任したJR西日本の新社長は、三ノ宮駅ビルの開発について「3大プロジェクトと位置付けているが、街づくりとの関係もあり、他の事業者との調整、整理も必要」と、現在も新たな駅ビル計画を発表できていない理由を改めて説明しました。
私はこの1年、「新駅ビルの概要は決まっているが発表しないだけ」だと思っていましたが、「本当に詳細な概要が決まってないのではないか?」と心配になりました。JR西日本の新社長の発言から「船頭多くして船山に上る(指図する人ばかりが増えて物事がうまく運ばない状態)」状況に苛立っているように感じました。
「3大プロジェクト」とは、「(1)広島駅ビル、(2)三ノ宮駅ビル、(3)大阪駅西エリア開発」を指しますが、「三ノ宮駅ビル」は一番最初に発表されて、すでに「三宮ターミナルビル撤去他工事」が行われているのに、このままでは竣工が一番遅くなりそうな雲行きです。
南側から見た様子です。解体工事の工事名は「三宮ターミナルビル撤去他工事」、解体工事はJR西日本グループの「大鉄工業」が行っています。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2018年9月25日~2010年5月31日(予定)です。これは地上躯体の解体のみの工期だと思われます。
かなり低くなってきました。全国の主要都市のJR駅ビルで、解体工事が行われているのに、新駅ビルの概要が発表されていないなんて聞いたことがありません。
南側のこの部分に解体によって生じた廃材をタワークレーンで降ろしています。
南東側から見た様子です。東隣はポートライナーの「三宮駅」です。「ポートライナー」は、輸送力を増強するために、編成車両を現在の6両から8両に増やす構想があります。しかし、莫大な工事費がかかるため計画は進んでいません。
アップです。
東側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
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