航空法の高さ制限 Part1・関西4空港「大阪国際空港(伊丹空港)、関西国際空港、神戸空港、八尾空港」の制限表面
-制限表面概略図-
4年以上前の2015年3月2日に ”大阪国際空港(伊丹空港) 航空法による制限高がすぐに分かる「大阪国際空港高さ制限回答システム」” と航空法について書きましたが、読者の方から航空法の高さ制限についてメールで質問を受けたので再び書きたいと思います。
空港周辺の高さ制限には、各滑走路の前後に設定される(1)進入表面・(2)延長進入表面、各滑走路の周囲に設定される(3)転移表面、空港の「標点」からの距離で決定される(4)水平表面・(5)円錐表面・(6)外側水平表面があります。
引用資料 関西エアポート(PDF)
大阪国際空港周辺における物件の設置制限について
● 大雑把な計算方法
大雑把ですが手動で計算する事が出来ます。「円錐表面」は、50mごとに1m緩和されます。高さ45mまでの「水平表面」は4,,000mまでです。仮に「標点」から10km離れていたとします。その場合は10,000m-4,000m=6,000m、6,000m÷50m=120m、120m+45m=165mです。高さ165mのビルが建設可能です。
ただし、これは空港の標点の地盤の高さ(海抜高)と建設予定地の地盤の高さ(海抜高)が同じ場合なので、実際はその差も計算に加える必要があります。
大阪国際空港(伊丹空港)の制限表面
「制限表面概略図」では「制限表面」は円形ですが、「大阪国際空港(伊丹空港)」の制限表面は、かなり規制が緩和されていて金魚のような形状になっています。
「円錐表面」は、50mごとに1m緩和されます。「外側水平表面」は、高さ295m以上の建物等は建てる事が出来ません。正確には外側水平表面は、「高さ295m+大阪国際空港(伊丹空港)の標点の海抜高の12m-照会地の地盤の高さ(海抜高)」以上の建物等は建てる事が出来ません。
関西国際空港の制限表面
関西国際空港の制限表面は、関西国際空港がかなり南側にあるので、大阪市内は関西国際空港の制限表面区域には含まれません。
引用資料 関西エアポート(PDF)
関西国際空港周辺における物件の設置制限について
神戸空港・八尾空港の制限表面
関西4空港の制限表面が同時に記載されている最新の図を探したのですが、探す事が出来ませんでした。関西国際空港の「B滑走路」が供用開始される前の今から12年以上前の図ですが、参考になると思います。
引用資料(PDF)
関西圏各空港制限表面形状(今般の措置後)
「神戸空港」も「八尾空港」も制限表面の範囲は非常に狭く、周囲の一部しか高さ制限を受けません。ただし、「神戸空港」は、「大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)」の「神戸西航路部(ポートアイランド~和田岬間)」の橋の高さが大きく影響を受けます。
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