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2020年3月22日 (日)

地上56階、高さ約191mの「(仮称)梅田曽根崎計画」 2020年3月15日の建設状況

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-(仮称)梅田曽根崎計画-
 
児童数の減少により、「大阪市立大阪北小学校」は2007年3月に閉校し、「大阪市立扇町小学校」に統合されています。併設されていた「大阪市立曽根崎幼稚園」も閉園されています。

 「住友不動産」は、大阪市北区曽根崎二丁目にて開発を推進していた「(仮称)梅田曽根崎計画」の建築工事に2018年7月4日に着工しました。ホテルは「住友不動産ヴィラフォンテーヌ」が運営業務を行います。

● 公式ホームページがオープン!
 「(仮称)大阪梅田計画」として、公式ホームページがオープンしています。賃貸住宅フロア9階~56階で、総戸数836戸となります。住友不動産の高級賃貸住宅「ラ・トゥール」となる予定です。

 引用資料 公式ホームページ
 (仮称)大阪梅田計画

(仮称)梅田曽根崎計画の概要

◆ 所在地-大阪府大阪市北区曽根崎二丁目73番2
◆ 階数-地上56階、塔屋2階、地下1階
◆ 交通-OsakaMetro谷町線「東梅田」駅歩2分、OsakaMetro御堂筋線「梅田」駅徒歩3分、阪神本線「大阪梅田」駅徒歩4分、阪急神戸線・宝塚線・京都線「大阪梅田」駅徒歩5分、JR大阪環状線、ゆめ咲線、大和路線、阪和線、関西空港線、福知山線、神戸線、宝塚線、京都線「大阪」駅徒歩5分、大阪メトロ四つ橋線「西梅田」駅徒歩7分、JR東西線「北新地」駅徒歩7分
◆ 高さ-最高部191.675m
◆ 敷地面積-6,837.63㎡
◆ 建築面積-4,940.65㎡
◆ 延床面積-107,560.37㎡(容積対象面積75,160.24㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-DFS(デュアル・フレーム・システム) *管理人の推測
◆ 用途-共同住宅(賃貸)、ホテル、店舗、貸会議室(文化交流施設)、大阪市管理施設
◆ 総戸数-836戸
◆ 客室数-202戸
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2018年07月04日
◆ 竣工-2022年03月下旬予定
◆ 入居開始-2022年04月予定


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「外観完成予想図」です。

 引用資料 住友不動産(PDF:2018/07/04)
 大阪市中心部に誕生する地上56 階建て大規模複合タワー 「(仮称)梅田曽根崎計画」 着工 ~旧大阪北小学校跡地開発、曽根崎の記憶と共に街と人をつなぐ~


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「大阪駅前第3ビル」の展望台から見た様子です。


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「(仮称)梅田曽根崎計画」の建設現場です。タワークレーン2基で建設しています。


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最高部です。


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地震対策として「DFS(デュアル・フレーム・システム)」を採用しています。中央の心棒となる「フリーウォール」は、五重塔でも使われていた制震技術「心柱」のような役目を果たします。「フリーウォール」の内部の空洞は「立体駐車場」として使用されます。


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デュアル・フレーム・システム
 大林組独自の制震テクノロジーである「DFS(デュアル・フレーム・システム)」は、一つの建物を独立した二つの構造体(心棒、超高層住宅棟)で構成し、それぞれを制振装置(ダンパー)で連結する制振構造システムです。硬い心棒と超高層の柔かい住宅棟をダンパーでつなぐことで、お互いの揺れを更に小さくすることができます。

 引用資料 大林組(PDF)
 デュアル・フレーム・システム


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東側の躯体工事の様子です。西側に「エレベーター」や「非常階段」などの「コア」部分を配置しています。


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西側の躯体工事の様子です。


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ボイドスラブ(中空スラブ)

 「ボイドスラブ」は、このように床材に「発泡スチロール」が埋め込まれています。「発泡スチロール」の上に鉄筋が配筋され、この上にコンクリートを打設します。

 
「ボイドスラブ」は、床が厚いので遮音性に優れています。スラブ全体が主梁の役目を担うため、主梁以外の小梁を無くすことができ、室内空間の天井面がフラットに仕上ることが出来ます。

 床を厚くすると重くなります。そのためコンクリートスラブを一部発泡スチロールに置き換えています。「発泡スチロール」はコンクリートと比べればほとんど重さが無いようなもので、重量を軽くすることが出来ます。内部に「空隙(ボイド)」ができたような状態にるので、「ボイドスラブ(中空スラブ)」と呼ばれています。


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外壁が一部姿を現しています。


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南西角です。「住友不動産」の超高層タワーマンションに共通するデザインとなっています。



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