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2020年3月 7日 (土)

なにわ筋線の工事施行認可を取得! Part5・「難波パークス通り」南側 道路の西側半分を使用した「擁壁区間」

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-大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線-

 「大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線」は、2023年春開業予定の「(仮称)北梅田駅」と、「JR難波駅」及び南海本線の「新今宮駅」をつなぐ路線です。

 JR阪和線、南海本線を介して、西日本最大の鉄道ターミナルである梅田ターミナル、大阪市の主要鉄道ターミナルである難波ターミナル及び天王寺ターミナル、国土軸との結節点となる新大阪駅及び関西国際空港とを直結する機能を有します。

大阪都心ならびに京阪神圏の各拠点都市と関西国際空港とのアクセス性の強化等、広域鉄道ネットワークの拡充に資する事業で、関西の最重要プロジェクトと言っても過言ではありません。

● なにわ筋線の工事施行認可を取得!
 鉄道建設については、工事を必要とする鉄道施設について工事計画を定め、国土交通大臣より認可を受ける必要があります。2019年10月15日になにわ筋線の工事施行認可申請を行っていましたが、2020年2月28日に認可を受けました 。

 関西高速鉄道株式会社(PDF:2020/02/28)
 なにわ筋線の工事施行認可を取得しました  

 引用資料 大阪市・公式HP(2020/02/28)
 大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線の環境影響評価について
 
なにわ筋線の概要
◆ 建設延長-約7.2㎞(複線)
◆ 中間駅-(仮称)中之島駅、(仮称)西本町駅、(仮称)南海新難波駅
◆ 事業スキーム-地下高速鉄道整備事業費補助による上下分離方式(想定)
◆ 整備主体-関西高速鉄道株式会社
◆ 営業主体-JR西日本(西日本旅客鉄道)、南海電気鉄道
◆ 開業目標-2031年春予定
◆ 総事業費-約3,300億円


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「掘割区間、擁壁区間、高架区間」です。


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「 擁壁(ようへき) 区間」の完成イメージです。 完成イメージを見た時に「なるほど!この方法があったのか!」と「目から鱗」でした。「難波パークス通り」の西側半分を閉鎖して、鉄道の用地として使用する事が分かります。「擁壁区間」は「防音壁」もあるのでかなり圧迫感がありますが、 西側の歩道はそのまま確保しています。


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「擁壁区間」の 断面図です。 「擁壁区間」の 幅は9.7mとなっています。


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完成イメージを見ると「阪神高速1号環状線」の南側のこのあたりで軌道全体が地上に姿を現すようです。


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南側の「国道25号(芦原杭全線)」から見た「難波パークス通り」です。道路の西側半分を閉鎖して、鉄道の用地として使用します。


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私は、「難波パークス通り」 東側の建物群の一部の解体はルート的に避けられないと予想していましたが、 これらの建物群は一切解体されません。このルートや工法を考えた方には本当に感動しかありません。正に脱帽です!



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