「広島東郵便局」の跡地 地上19階、高さ約91mの「広島駅南口計画(仮称)」 新築工事の落札者が「鹿島建設」に決定!
-広島駅南口計画(仮称)-
JR広島駅前には「広島東郵便局」があります。日本郵政グループは、各政令指定都市の駅前の「中央郵便局」をJRの駅ビルの建て替えに合わせて、再開発を行っています。
「日本郵便」は、広島駅南口に所有する「広島東郵便局」の敷地において「広島駅南口計画(仮称)」としてビルを開発するとを発表しています。概要は、地上19階、地下0階、高さ90.83m、延床面積44,042.36㎡のオフィスビルです。
● 新築工事の落札者が鹿島建設に決定!
「日本郵便」は、WTO対象による一般競争入札(総合評価方式)の手続きを進めていた「広島駅南口計画(仮称)新築工事」の落札者を、「鹿島建設」に決定し、169億6200万円(税込み)で契約しました。
建設通信新聞(2020/04/23)
169億で鹿島と随契/広島駅南口計画/日本郵便
現在、大和ハウスグループの「フジタ」により「広島東郵便局解体工事」が行われています。建築主が完全な民間企業の場合は、解体工事の施工と本体工事の施工が同じ会社になる場合が多いですが、WTO対象による一般競争入札の場合は、解体工事の施工と本体工事の施工が別の会社になる事がよくあります。
JR本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)は、すでに「世界貿易機関(WTO)政府調達協定」の対象から除外されていますが、純粋な民間企業とは言えない「日本郵便」はまだ対象です。
広島駅南口計画(仮称)の概要
◆ 所在地-広島県広島市南区松原町2番2号(広島東郵便局敷地:日本郵便所有)
◆ 階数-地上19階、地下0階
◆ 高さ-90.83m
◆ 敷地面積-4,204.19㎡
◆ 建築面積-3,276.13㎡
◆ 延床面積-44,042.36㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、物販販売業を営む店舗、飲食店、自動車車庫、自転車駐車場
◆ 建築主-日本郵便(プロジェクトマネジメント 日本郵政不動産)
◆ 設計者-久米設計、日建設計コンストラクション・マネジメント
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2019年09月17日~2020年06月30日予定
◆ 着工-2020年06月01日予定
◆ 竣工-2022年08月31日予定
◆ 開業-2022年秋頃予定
下層階の様子です。店舗は1階と2階のようですが、日本郵便が展開する商業施設「KITTE(キッテ)」の名称になるかは不明です。壁面緑化が行われている3階~5階は「自走式駐車場」になると思われます。5階と6階の間に「免震層」を設置しているように見えます。地震対策として「中間免震構造」を採用する可能性があります。
「位置図」です。
JR広島駅前にあった「広島東郵便局」です。2019年9月17日に閉館しました。写真は2020年1月9日の状況ですが、現在はすでに地上躯体の解体が終わっているようです。
広島東郵便局解体工事
解体工事の工事名は「広島東郵便局解体工事」です。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2019年9月17日~2020年6月30日の予定です。施工は大和ハウスグループの「フジタ」により行われています。
「広島駅南口計画(仮称)」の建築計画のお知らせです。
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