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2020年6月 1日 (月)

長崎市の新しい司令塔 地上19階、高さ約90mの「長崎市新庁舎建設建築工事」

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-長崎市新庁舎-
 長崎市の現庁舎が抱える問題として老朽化と共に「庁舎の分散」があります。現在は、本館・別館のほか、商工会館、市民会館、交通会館など7ヶ所に分散しており、「わかりにくい、使いにくい」といった問題がありました。

 先行して、移転が完了した「長崎県庁舎」に続いて「長崎市庁舎」も移転する計画を進めています。移転先は現庁舎の少し東側の旧長崎市公会堂跡地です。「起工式」が、2019年8月27日に執り行われました。

 引用資料 長崎市・公式HP
 長崎市新庁舎建設事業

 概要は、地上19階、塔屋1階、地下1階、高さ90.86m、延床面積51,747.66㎡で、現市庁舎の1.5倍ほどになります。現在は7ヶ所に分散している庁舎を1棟に集約します。

 基礎工法は、「新庁舎建設工事の進捗状況について」の空撮写真を見ると、杭工事を行わないで、厚いところで2.7mの「耐圧盤」を構築しているので、「直接基礎」だと思われます。地震対策として「免震構造」を採用します。

長崎市新庁舎の概要
◆ 計画名-長崎市新庁舎建設建築工事 
◆ 所在地-長崎県長崎市魚の町4番
◆ 交通-長崎電気軌道「市民会館」電停すぐ
◆ 階数-地上19階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部90.86m
◆ 敷地面積-6,710.30㎡
◆ 建築面積-4,022.69㎡
◆ 延床面積-51,747.66㎡(車庫面積4,728.67㎡)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、(地下)鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎(新庁舎建設工事の進捗状況の空撮写真から推測)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-市庁舎
◆ 建築主-長崎市
◆ 設計者-山下設計、建友社設計、有馬建築設計事務所JV
◆ 施工者-清水・西海・長崎土建特定建設工事共同企業体(清水建設、西海建設、長崎土建工業所JV)
◆ 着工-2019年08月27日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月10日予定
◆ 総事業費-約264億円


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「全体イメージ(昼間)」です。


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「南側(中央橋側)から見たイメージ」です。


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「断面計画・フロア配置」です。


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「19階平面図」です。19階には「展望フロア」が設けられます。東西南北の長崎の風景を一望出来ます。



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