地上49階、地上49階、高さ約195mの「(仮称)堂島2丁目計画」 2020年6月23日の建設状況
-(仮称)堂島2丁目計画-
日本最大手の広告代理店である「電通」の本社は「汐留シオサイト」にありますが、関西支社は大阪市北区堂島の「電通大阪ビル」にありました。「電通」の関西支社は、2017年11月13日から「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」に移転しています。「電通大阪ビル」は、「東京建物」に売却されています。
「旧電通ビル既存建物解体工事」と「(仮称)堂島2丁目計画に伴う地下解体工事」が完了し、跡地には、シンガポールの不動産会社「ホテルプロパティズ」と「東京建物」がジョイントベンチャー契約を結び、超高層複合ビルを新設します。 最大180室のホテルと最大450戸のマンションが入る予定です。
(仮称)堂島2丁目計画の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区堂島二丁目17番5(地名地番)
◆ 階数-地上49階、地下1階
◆ 高さ-最高部195.00m
◆ 敷地面積-4,828.17㎡
◆ 建築面積-約2,470㎡
◆ 延床面積-約85,000㎡(容積対象面積約57,938㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、ホテル
◆ 建築主-東京建物
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2019年12月上旬予定(当初計画)
◆ 竣工-2024年09月下旬予定(当初計画)
「堂島二丁目特定街区」の範囲です。高さの最高限度は195mとなっています。
引用資料 大阪市・公式ホームページ(2018/08/30)
報道発表資料 大阪都市計画案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します
北西側から見た「(仮称)堂島2丁目計画」の2020年6月23日の建設状況です。前回に続いて友人に撮影してもらいました。
「安定液タンク」が3基見えます。
「クローラークレーン」で「鉄筋かご」を建込んでいます。
「鉄筋かご」です。
北東側から見た様子です。「アースドリル掘削機」が見えます。「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築しています。
南東側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
自分が撮影した訳では無いので見間違いかも知れませんが、「TMB掘削バケット」が2基あるように見えます。少なくとも一部の基礎杭は、竹中工務店が開発した円錐状の節(拡径部)を複数設けた「TMB杭工法(竹中多段拡径場所打ちコンクリート杭工法)」が採用されている可能性が高いです。
「TMB杭工法(竹中多段拡径場所打ちコンクリート杭工法)」の施工順序です。
引用資料 一般社団法人 日本建築構造技術者協会(PDF)
多段拡径場所打ちコンクリート杭工法(TMB杭工法)
● TMB杭工法
「多段拡径場所打ちコンクリート杭(TMB杭:Takenaka Multi-Belled Pile)工法」は、杭の先端や軸部に節(拡径部)を設けることにより、建物重量(押込み力)に対して高い支持性能を発揮する場所打ちコンクリート杭工法です。
一般的な場所打杭の1.3倍以上の支持力が確保できるため、超高層建物等の大重量構造物に適しています。さらに、拡径部の効果により、地震時に杭に作用する引抜き力や建物に働く浮力などに対しても高い抵抗力を示します。
関西では、中之島の「フェスティバルシティ」の両棟、「グランフロント大阪」のBブロックとCブロック、「あべのハルカス」、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」のⅠ期工事・Ⅱ期工事 などで採用されました。
建築計画のお知らせの「東立面図」です。最高部の高さが195.00mです。
建築計画のお知らせの「配置図」です。平行四辺形で、なおかつ北西側と南東側がアール状になっています。
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