大学ファクトブック2020 大学の研究資金等受入額 「大阪大学」が「東京大学」を抜いて1位に!
-大阪大学-
「文部科学省、経済産業省、日本経済団体連合会(経団連)」は、2020年6月30日に「大学ファクトブック2020」を公開しました。両省は、産学官の連携を推進することを目的に、共同研究強化のためのガイドラインをとりまとめている他、大学における取り組み状況や、産業界との連携実績などのデータを「大学ファクトブック」として毎年公開。各大学の基本情報と合わせ、外部資金(共同・受託研究実績)の状況、共同研究の実施件数、特許出願・活用実績などの情報を取りまとめています。
引用資料 経済産業省(2020/06/30)
大学ファクトブック2020
● 大阪大学が東京大学を上回る!
「大学ファクトブック2020」によると、「民間企業との共同研究実施件数」は、東京大学(1,797件)が大阪大学(1,243件)を大きく上回り1位となった一方で、「民間企業からの研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治験等・知的財産)」では、今回、大阪大学が93億5,959万円と東京大学(92億7,182万円)を上回り1位となりました。
「民間企業からの研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治験等・知的財産)」と「民間企業との共同研究実施件数」のランキングです。
「外国企業との共同研究実施件数」です。「大阪大学」は「東京大学」に次いで2位です。
● 英語表記名は重要!
大阪大学の英語名称「OSAKA UNIVERSITY」は、長年にわたり使用している名称であり、海外においても広く認識され、定着しています。「大阪府立大学」と「大阪市立大学」が統合され、2022年4月に開学を目指す新しい大学の英語名称が「University of Osaka」となる事で大阪大学が異論を唱えています。
大阪大学は、「特に海外の研究者、学生に大きな混乱を招き、世界にはばたく両大学の未来にとって非常に大きな障害となることは必至です」と配慮を求めています。
日本人の多くは英語名称なんてほとんど気にしていません。しかし、これからも増えて行く外国企業との共同研究などを考えると英語表記名は重要です。「大阪大学」は関西の宝です。「大阪府立大学」と「大阪市立大学」が統合する新しい大学の英語名称を再考すべきだと私は思います。
「外国企業との共同研究費受入額」です。「京都大学」が1位です。
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