阪神・神戸三宮駅 可動式ホーム柵を設置 1番線ホーム・3番線ホームに「大開口(二重引き戸)型」、2番線ホームに「昇降ロープ式」
-神戸三宮駅-
大阪府知事が、 ”「Go To キャンペーンが社会経済の活性化のために必要ということは分かる」と理解を示した上で、感染拡大への懸念から「やるとしてもいきなり全国ではなく、近隣県など小さい単位から始め、感染の様子を見ながら全国に広げていくべきだ」 ”と語りました。私もそう思います。
「イスラエル」は、第一波より遥かに山が高い第二波に襲われています。鉄壁の守りで封じ込めていた「オーストラリア」と「香港」ですが、第二波に襲われつつあります。今の日本は第二波を止められるかどうかの瀬戸際にあると思います。
本題に戻って、近鉄では、2020年3月14日にダイヤ変更を行いました。土・休日、阪神線と直通運転している6両編成の「快速急行」を8両編成で運転(一部列車を除く)、あわせて、途中駅で車両の連結解放作業を取り止めること等により所要時分を平均4分短縮しました。
阪神本線内の「快速急行」の停車駅では、近鉄車両の8両編成が停車可能なようにホームの延伸が行われました。「神戸三宮駅」も2020年3月14日より、2番線ホームが8両編成が停車可能になりました。
● 可動式ホーム柵を設置!
「阪神電気鉄道」では、駅ホームからの転落事故等を防止する対策として、神戸三宮駅の「1番線ホーム」と「3番線ホーム」については、2021年春頃の完成に向けて「可動式ホーム柵」の設置工事を進めていますが、「2番線ホーム」にも「可動式ホーム柵」を設置するこになりました。「2番線ホーム」は2020年度から工事着手し、2022年春頃の完成を予定しています。
引用資料 阪神電気鉄道(2020/06/30)
神戸三宮駅2番線ホームにおける可動式ホーム柵の設置について
設置箇所
◆ 1番線ホーム及び3番線ホーム-大開口(二重引き戸)型、一部の範囲は従来(一重引き戸)型
◆ 2番線ホーム乗車側及び降車側-昇降ロープ式
1番線ホーム・3番線ホーム
神戸三宮駅の「1番線ホーム」と「3番線ホーム」に「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置します。2021年春頃までの完成に向けて工事を進めていきます。
可動式ホーム柵(ホームドア)は、「大開口(二重引き戸)型」を採用します。ただし、一部の範囲は従来(一重引き戸)型も設置します。可動扉部は一部透過型となります。
2番線ホーム(阪神車両停車時)
「2番線ホーム:昇降ロープ式ホーム柵の設置イメージ(阪神車両停車時)」です。「2番線ホーム」は阪神車両と近鉄車両が停車し、両社の車両の長さ及び乗降扉数が異なるため、既存の可動式ホーム柵の設置が技術的に困難でしたが、新たに改良された昇降ロープ式ホーム柵であれば設置可能と検証できたことから、1番線ホーム及び3番線ホームに続いて設置することになりました。
2番線ホーム(近鉄車両停車時
「2番線ホーム:昇降ロープ式ホーム柵の設置イメージ(近鉄車両停車時)」です。ニュースリリースには、「昇降ロープ式ホーム柵」のメーカー名が書かれていませんが、近鉄の「大阪阿部野橋駅」で採用されている「日本信号」の「昇降ロープ式ホームドア」の改良型だと思われます。
2番線ホーム停車時の扉位置イメージ
「2番線ホーム」に停車する阪神車両と近鉄車両については、車両長が阪神車両は約19m、近鉄車両は約21mであり、乗降扉数が1車両当たり阪神車両は3扉、近鉄車両は4扉であるため、可動式ホーム柵を設置する場合に必要となるホーム柵の開口幅は最大約13mとなります。
ところが、1番線ホーム及び3番線ホームに設置する引き戸型ホーム柵は対応できる開口幅が最大約4mであり、また昇降ロープ式ホーム柵であっても対応できる開口幅は最大約10mであるなど、既存の可動式ホーム柵では技術的に設置が困難でした。
しかし、新型ホーム柵等の設置の可能性を継続して検討したところ、昇降ロープ式ホーム柵で、ロープの素材が新たにカーボンストランドへ改良されたものであれば、開口幅が最大約13mであっても対応可能であり、ホーム柵の柱も問題無く配置できることが検証できたため、1番線ホーム及び3番線ホームに続いて2番線ホームにも設置することにしました。
「2番線ホーム」です。新たに乗車側及び降車側に「昇降ロープ式ホーム柵」の設置が決まりました。
写真の左端が「1番線ホーム」、中央が「2番線乗車ホーム、2番線降車ホーム」、右端が「3番線ホーム」です。
近鉄の車両は、1両の長さが約21mあるので、ほぼ東端ギリギリまでホームを使用しています。
阪神の車両は東端までかなり余裕があります。
阪神の車両は、1両の長さが19mを少し切るくらいなので、近鉄の車両よりも8両で約16m短くなります。
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