尼崎市のパナソニック工場跡地 アジア太平洋地域最大級 延床面積約39万㎡の「ESR尼崎ディストリビューションセンター」が竣工!
-ESR尼崎ディストリビューションセンター-
「ESR(旧レッドウッドグループ・ジャパン)」は、兵庫県尼崎市のパナソニック工場跡地に国内最大級の物流施設「ESR尼崎ディストリビューションセンター」を建設しました。
建設場所は、パナソニックの旧第3工場、旧第4工場跡地で、建物は「パナソニック」、土地は「関西電力」と譲渡契約を締結し、2017年3月15日に引き渡しが完了、2018年3月20日に地鎮祭を執り行いました。土地・建物の建設費用を含めた総投資額は約900億円です。
● 2020年6月30日に竣工!
「ESR」は2020年7月8日に、兵庫県尼崎市に「ESR尼崎ディストリビューションセンター(DC)」を6月30日に竣工したと発表しました。延床面積約388,570㎡は、単体の物流施設としてはアジア太平洋地域最大級となります。
引用資料 ESR(PDF:2020/07/08)
【ESR尼崎ディストリビューションセンター】竣工-アジア最大の延床面積388,570㎡
ESR尼崎ディストリビューションセンターの概要
◆ 所在地-兵庫県尼崎市末広町1-5-1
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 敷地面積-194,428.20㎡
◆ 延床面積-約388,570㎡
◆ 構造-鉄骨コンクリート+鉄骨造
◆ 地震対策-耐震構造(座屈拘束ブレースを採用)
◆ 用途-物流倉庫
◆ 建築主-ESR
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成・長谷工・銭高・ノバック・神鋼興産建設特定建設工事共同企業体
◆ 着工-2018年3月1日(着工)、2018年03月20日(地鎮祭)
◆ 竣工-2020年06月30日
◆ 総投資額-約900億円
BCP(事業継続計画)対策
「BCP(事業継続計画)」の面では、「防潮堤」と「消波提」の二重構造や、地盤の嵩上げによる水害対策のほか、地震対策として「座屈拘束ブレース」を採用した上級クラスの耐震構造となっています。
ランプウェイを結ぶ中央車路
建屋には、上り・下り専用のランプウェイを結ぶ中央車路とバースを設けたことで、各階にトラックがワンウェイでアクセス可能です。最大40テナントへの分割対応が可能で、各階では東西南北にバランスよく8か所の事務所を外部から直接アクセスできるように配置しました。
引用資料 ESR
ESR尼崎ディストリビューションセンター
「配置図」です。
「位置図」です。パナソニックの旧第3工場、旧第4工場跡地に建設されました
パナソニックの旧第3工場、旧第4工場
「ESR尼崎ディストリビューションセンター」が建設される前のパナソニックの旧第3工場、旧第4工場です。当時は堺から磨灘にかけてのベイエリアは「パネルベイ」と呼ばれていました。
「パネルベイ」は悲惨な結果に終わってしまいました。シャープは台湾の「鴻海(ホンハイ)精密工業」に買収され、パナソニックは大損失を負って「プラズマディスプレイ」から撤退しました。
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