奈良県立医科大学新キャンパス整備 教育・研究部門(大学)を移転 新キャンパスは「藤原京」をモチーフに古都奈良に相応しいデザイン!
-奈良県立医科大学-
このブログを見ている方は「やたら医療施設の記事が多いなあ!」と思っている方が多いと思います。私はおバカですが、「医科大学」にやたら興味があります。そのため医学部のある全国82大学の名称と場所、大体の入試偏差値が言えます。
全国の都道府県には、最低でも1校の医療拠点となる医科大学が設置されています。ほとんどが国立大学ですが、公立大学のみの県(福島県の福島県立医科大学、奈良県の奈良県立医科大学、和歌山県の和歌山県立医科大学)、私立大学のみの県(岩手県の岩手医科大学、栃木県の自治医科大学と獨協医科大学、埼玉県の埼玉医科大学)もあります。
関西に住んでいても「奈良県立医科大学」がどこにあるか? ご存知ない方も多いと思います。「奈良県立医科大学」は、奈良市ではなく、橿原市にあります。
● 教育・研究部門を移転
「奈良県立医科大学」は、建物の老朽化が進み、手狭なこともあって移転・新設を決めています。新キャンパス予定地は現敷地から南西に約1kmの旧農業研究開発センター跡地です。
引用資料 奈良県立医科大学(PDF)
奈良県立医科大学新キャンパス整備基本計画書
現キャンパスから教育・研究部門(大学)を移転し、校舎などを新設します。新キャンパスは「藤原京」をモチーフにしたデザインになる予定です。現在の「奈良県立医科大学」の校舎などはすべて平屋根のビルですが、新キャンパスでは屋根に勾配を付け、和風建築の趣にする予定です。
「整備イメージ」です。まるで神社仏閣のようで、とても大学には見えません。
「整備イメージ」です。まるで「薬師寺」の再建された回廊のようです。
「概念モデル」です。歴史的景観の保全のため、階数は地上3階以下、絶対高さ15m以下に制限されます。「勾配屋根」を採用し、和風建築の趣にします。
「ゾーニング計画図」です。
「建物配置計画案(先行整備時)」です。「研究ゾーン」と「交流ゾーン」は、継続整備施設となります。
「今後のスケジュール案」です。
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